ひと文字の違いDecca MK1アームをモノラル仕様にする

2021年04月17日

Leak TL/25 Plusの整備

追加です。

私には、ピアノが泣いているように感じるのですが、どうでしょう。

盤は国産のスーパーアナログディスクです。

Cry Me A River The Ray Brown Trio Leak TL/25 Plus Decca mk1 Stereo

次は、再販のモノラル盤です。傷音がしますが、それは省いて聴いてください。

ella & louis Tenderly Leak TL/25 plus Decca MK2

追加終わり。


店には部品取り用に購入したLeakのアンプが何台かある。

そんな中で、TL/25 Plusもその一台である。

部品取り用に買ったのだから、当然状態は良くない。

悲惨な状態である。

まずは、基盤の右端が燃えてしまってなくなっている。

電源トランスがオリジナルではない。

ブロック型電解コンデンサがなくなって、穴が開いている。



基盤が燃えている、電源トランスが焼き切れている症状は、まあ、ハイパワーのTL/25 Plusには、よくあるパターンである。

最終段のカップリングコンデンサ0.25uFが劣化すると、EL34のカソードに接続する抵抗440Ωに過電流が流れ焼けてしまうのだ。

過電流で、電源トランスも焼き切れる。

今回整備したTL/25も、まさに440Ωの抵抗部分から焼けてなくなっている。電源トランスも切れたのだろう。



さて、整備方針である。

まずは電源トランス。

お客様のTL/50 Plusを修理した際、苦肉の策として国産の電源トランスで載せ替えたのが、予想以上に良い音で鳴り、その音はオリジナルを超えているように感じた。(五つ前のブログ参照)

その経験を踏まえ、電源トランスは、国産を使う。

焼けた基盤は、ベークライトをつぎ足し、ハトメ加工を施し再生させる。

ブロック型電解コンデンサがなくなっているので、その隙間にチョークを載せる。

コロナで時間はたっぷりある。ゆっくり作業する。


IMG_0074
国産電源トランスとチョークを装着。

IMG_0075
ベークライトを追加。

電源トランスにあたるので、ベークライトをカットしなければならない。
IMG_0076
ベークライトをカットして、ハトメで端子を再生。

ベークライトの裏側を撮り忘れました。代わりにTL/50 Plusの基盤裏側をお見せします。

IMG_0096
似たようなものですが、機種によって部品の位置及び配線は異なります。

Leakアンプの配線の美しさは、この基盤によって支えられています。

なくなった部分の裏の配線に、ほんの一部分にもかかわらず苦労しました。

作った人の意図が見えてくるまでよくわからないものです。


ここまでくれば、あとは日常の修理と変わりない。

基板上のほぼすべての部品を交換して出来上がりである。




IMG_0098
EF86,ECC81,GZ34はムラードですが、EL34の2本はRFTです。

IMG_0100
アウトプットトランスはオリジナル、電源トランスとチョークは国産です。

へたりの来たオリジナルよりも、電源トランスは国産のほうが音が良いように思えるのですが、どうでしょう。

YouTubeでご確認ください。

次のブログで書くつもりですが、Decca MK1アームは内部の配線を変えることで、モノラル用の信号だけを取り出すことが可能です。そのように換えてあります。レコードもカートリッジもステレオですが、モノラルの音です。信号を取りだしているコイルの方式は、XMSと同じだと思います。

John Coltrane Good Bait from Soultrane Leak TL/25 Plus Decca MK1 Stereo









gtkaudio at 21:41│Comments(0)オーディオ 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ひと文字の違いDecca MK1アームをモノラル仕様にする