2022年05月
2022年05月19日
海外からのYouTubeコメント
ユーチューブの私のサイトに届くコメントは、ほぼ海外からのものである。
今回、同一人物から続けて2個のコメントが届いた。
Hi there Konichiwa Would you share what was involved in restoring the Varislope? Hi you still around???
Hi there Are you using the Varislopes phono inputs on this recoding? Did you have to modify the preamp to get this performance? Domo Arigato
要は、Leak Varislopeプリアンプをレストアする際の秘訣を教えてほしいというものだ。
二つ目の質問には、
本当にVarislopeプリアンプのフォノ入力を使っているのか?
このようなパフォーマンスを獲得するために、回路変更を行っているか?
というものだ。
なぜこんな質問が届くのかという疑問には、以前香港から届いたメールが役に立つ。
そのメールによると、海外ではLeakのメインアンプはいいけれど、プリアンプはだめであるという定評があると書いてあった。
だから、私のLeakプリアンプを使ったユーチューブの音を聴いて、驚くのである。
私はLeakをレストアする際に気づいたことをこのブログに逐次書いてきた。
通常では秘密にして誰にも教えないことまで書いてきたつもりである。
私がレストアしたのはLeakの真空管アンプに限ったものではあるけれど、その知見はすべての真空管アンプに応用できると思っている。
わたしのような音を出したいと思えば、このブログを読み返すだけでよい。
様々な秘訣が書いてあるはずである。
海外の人には、日本語の制約があるから、このブログは読めない。
海外からの質問に、すべての秘訣を書くことなど到底できない。
コンデンサの重要性だけを書いてあげた。
今まで、日本人から私のブログが役に立ったというコメントをいただいたことはない。
まあ、そんなものだろうとあきらめていた。
ところが、直流点火ケーブルをご購入いただいた新規のお客様から、次のようなメールが届いたのである。
<
下村様の情報には大変助けられています。
普通なら機密情報とする所を、惜しげもなく公開されています。
正直、うちのシステムはほぼブログのパクリで成立しています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
>
うれしいメールだった。
ああ、わかってくださる方がいる。
通常では秘匿する情報であると分かるのは、ご自分が工夫する方だからだ。
自分で工夫される方だから、それがどれほど貴重であるかがわかるのです。
自分で工夫することのない人は、他人から得た情報をさも自分が工夫したかのように語る。
検証もせずに伝わるから、オーディオマニアの情報は誤りが多い。
私が工夫した時は、言葉でいい音だという代わりに、ユーチューブで音出ししていますから、気に入ったら試してみてください。
様々な試行錯誤のうち、結果としての音が良かったものだけを記事にしておりますから、役に立つはずです。
雑誌にあるような記事にするための記事など書いていませんから。
GTKaudio