2022年03月

2022年03月09日

ハイレゾの音はレコードに追いついたのか?

 

CDの音がレコードの音に劣ると巷間で取りざたされるようになった時、CD2万ヘルツでスパッと切られていることが問題だと語られた。

 
CDの発売当初、人間の耳は2万ヘルツ以上の高音を聞き取ることが出来ないから大丈夫と自信をもって発表されていたのに、なんてことを言い出すのかと思った。

 
以前ブログにも書いたが、私は雑誌等でよい音だと絶賛されていたCDというものを聴いてみようと、プレイヤーを購入し、どんな良い音が出るのかとワクワクしながら聴いてみたのである。

 
なんとまあ、音の悪さにがっかりしてしまった。

 
選んだCDが悪いのかと、別のCDを買って聴いてみてもダメ。

 

CDプレイヤーが安物だったからダメなのかと思い、さらに5倍の値段のプレイヤーを奮発してみた。

 

まあいいかなと思った。これがいい音なんだと思いこもうとした。

 

しかし、1週間ほど聴いていた時である。

 

「馬鹿にすんなよ」と怒りが込み上げてきた。

 

こんな細い音聴いていられるか。

 



それにしても何だろう。雑誌に書いている評論家の先生たち、これがいいと思っているのだろうかと不思議だったのである。

 

まだプロの先生たちを疑っていなかったのである。

 

だけれども、そういえば、トランジスタアンプの時もそうだった。

 

トランジスタアンプを1年ほど聴いて、耐えられなくなり、あきらめて真空管アンプに戻ったのだ。

 

あの時も、トランジスタアンプを推奨する評論家ばかりであった。

 

考えてみればCD2度目だったのだ。

 

それからである。評論家というものを全く信用しなくなった。

 

雑誌も買わなくなった。

 

CDは聴かない。レコードだけである。

 

CDよりもレコード、というマニアが周りにいなかったので、孤独だった。

 

レコードが再評価された今は、だいぶ住みやすい。

 

 

ハイレゾがレコードに追いついたのなら、もっと人口に膾炙するってことが起こってもいいと思うのですが。

 

高音を伸ばせば、LPに拮抗すると言っていた人たち、結果はどうなったのでしょうかね。

 

追いついたと思うなら、追いついたとはっきり言ってくださいよ。

 

 

私は、CDもハイレゾもそんなに変わらないと思うのですが。

 

あんな細い音がいいんですかね。

 

まあ、それで楽しめれば、私が文句を言うような筋合いのものでもないんですが。

 

ハイレゾだからいいんですなんて言われると、ちょっとイラつきます。

 

 

あともうひとつイラつくのは、クラシックやジャズが一段上だという日本の階層わけです。

 

どんなジャンルだって、表現者の精神性を感じられるものはあると思うのですが。

 
そんなわけでYouTubeです。

Muddy Waters Deep Down In Florida プリアンプ直流点火

 

Muddy Waters Mannish Boy from Hard Again プリアンプ直流点火 

スレンダーな女性がお好みの方からコメントをいただきました。
貴重なご意見ですので是非読んでみてください。
もちろん私の反論もです。


ハイレゾでスレンダーな音を出すことは出来ても、グラマーな音を出すことはできないでしょうが、レコードならその逆も可能であることを示してみましょう。
スレンダーな音は簡単ですから、裸のスピーカーで鳴らしています。女性の裸も大変魅力的ですから。ずいぶん前のYouTubeです。

Goodmans 12" alnico speakers Decca Check-Out LP

ハイレゾの武器は手軽さです。
レコードの武器は、中低音のエネルギー感です。
高音を伸ばしたハイレゾが勝てるわけがありません。





gtkaudio at 03:42|PermalinkComments(7)オーディオ