2021年09月

2021年09月27日

EMI楕円スピーカを聴く アルニコ 蝶ダンパー ペア

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ステレオのデッカデコラ等に使われていた有名なEMI楕円スピーカ を紹介します。

この楕円スピーカにはさまざまな種類があり、トゥイター付きのコアキシャルタイプであったり、マグネットも大きなものから小さいものまでいろいろです。

その中でも大きな違いは、マグネットがアルニコかそれともフェライトかの違いだと思われます。



私もフェライトマグネットのEMI楕円は持っていたことはあったのですが、アルニコタイプはありませんでした。

懇意のお客様の話では、フェライトとアルニコでは、音の出方が全然違うとのことでしたので、一度聴いてみたいと思っていました。

たまたま観ていたEbayに、ペアの比較的大きなアルニコ付きのものが見つかり、購入しました。


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さらに良いことには蝶ダンパーだったのです。

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アルニコで蝶ダンパーは私の好みにぴったりです。



このスピーカも名機と呼ばれるものに属するのですが、多くの人々の耳を楽しませ、長期にわたって市井の人々に愛されたものだけが名機となるのです。

歴史の重みに耐えた名機にはずれはありません。

評論家が絶賛する新製品が、5年もすると全く忘れ去られていくなんてことは、オーディオを長く趣味としている人にとっては、幾度となく経験したことですよね。

古いもので、いまだに忘れられることなく残っている名機は、千にひとつ、いや、万にひとつの、市井の人々によって選び抜かれた宝物なのです。



今回のEMI楕円スピーカは、直流抵抗が、4.2Ωと4.4Ωでした。

おそらくインピーダンスは6Ωちょっとぐらいかと思われます。

RSのアウトプットトランスと国産の電源トランス及びチョークで私が改造したLeak TL/12 Plusの出力インピーダンスは15Ωに設定してあります。

2本のスピーカを直列につなぎ、大体のところで合わせて聴きました。

段ボールの後面開放です。



YouTubeにアップしましたのでお聴きください。


Georges Arvanitas Trio Softly As In The Morning Sunrise EMI Oval Speakers アルニコ 蝶ダンパ

Georges Arvanitas Trio Mean To Me EMI Oval Speakers アルニコ 蝶ダンパ

Maria Callas Tosca EMI Oval Speakers アルニコ 蝶ダンパ






gtkaudio at 11:40|PermalinkComments(0)オーディオ 

2021年09月13日

コロナ新規陽性者の増加はやはり2か月間だった


次は、東洋経済の新型コロナウイルス 国内感染状の過去のデータをもとにして、7月11の私のブログに載せた表である。

上昇に転じた日  最高数を記録した日  

6月1日 13名   8月1日 472名

11月3日 209名  1月7日 2520名    

3月7日 237名    5月8日 1121名    


6月12日 467名  7月10日 950名    

濃い黒字で書かれた新規陽性者数の上昇は、過去3回の流行においておよそ2か月間であった。

6月12日から増加し始めた新規感染者数は、いつピークアウトするかわからなかった。

過去3回の増加傾向は約2か月でピークアウトしているから、8月12日ぐらいがピークアウトする予想はついた。

しかしながら、この夏の流行は、デルタ株の出現によって、伸びるのではないかと心配していた。

今データをみると、デルタ株にはかかわりなく、7月13日にピークアウトしているのである。

やはり上昇は2か月で終わっている。 



つまり次の表になる。

上昇に転じた日  最高数を記録した日  

6月1日 13名   8月1日 472名

11月3日 209名  1月7日 2520名    

3月7日 237名    5月8日 1121名    


6月12日 467名  8月13日 5773名 

東京のコロナの流行には季節要因があり、春夏冬の年に3回流行している。

さらに新規陽性者数の増加は、2か月するとピークアウトし、減少に転ずるのである。

不思議だ。コロナウイルス全体を統御するリーダーがいるかのようである。

現代の医学では、なぜこのようなことが起こるのかは解明されていない。



ただわかることがある。

11月になれば、新規陽性者数は、増加に転じ、夏の流行どころではない数のコロナウイルス罹患者を出すことになる。



冬の流行を止めるには、減少しているときに徹底した検査と隔離が必要なのでしょうが、政府は今までの方針を変える気配はない。

検査と隔離以外に、国立病院や大学病院等の大病院がコロナ患者を受け入れる医療再構築をしなければならないのですが。



東京には自宅放置されたコロナ陽性者が、8352人もいる。

確保病床が6583床あるのに、入院患者数は3570人である。

6583床は、お飾りの数字なのだろう。

東京都のコロナ死亡者数は、毎日15人以上出ている。

医療も受けられずに死んでゆく人もいるはずである。



これからずっと何もしない、何もできない日本のままなのでしょうか。



gtkaudio at 06:15|PermalinkComments(0)

2021年09月04日

菅首相退陣


稀にみる無能な首相であった菅義偉が退陣するという。

安倍元首相の無能ぶりに、これなら俺にもできると思ってしまったのがいけなかった。

安倍元首相などを基準にしたら、平気で嘘はつくわ、腹が痛いと言って診断書も出さずに勝手に辞任するわで、あまりに首相の基準が低すぎて、だれでもできると思ってしまったのであろう。

安倍、菅首相と、無能な政治家が続いてしまった。



次がだれになるかは知らないが、コロナ対策において、今までのやり方を踏襲する限り、結局同じ運命をたどることになる。

医療崩壊とそれに伴う感染者の自宅放置状況を改善するためには、医療の再構築が必要だろうし、いつまでも空気感染を認めない医系技官や感染研をコロナ対策から排除する必要がある。

空気感染するコロナウイルスに、クラスター対策、濃厚接触者、何の役にも立たない愚策である。

このような抜本的な方針転換を、今の自民党にやり遂げることが出来るのであろうか。

コロナ過の中で、オリンピックパラリンピックを開催することを良しとした自民党である。

まあ、無理だろう。



とにかく、新しい政権には、失敗を重ねてきた馬鹿げた日本方式は捨てて、感染症対策には検査と隔離の大原則に立ち返り、冬に必ずやってくる第6波の流行に備えてほしい。

放っておけば、夏の流行よりも冬の流行のほうがずっと大きなものになるのだから。 



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2021年09月01日

指が喜ぶ


月に一度、近所のクリニックに薬をもらいに行く。

通常は簡単な問診で処方箋を出してくれる。

先月は3か月に一度の血液検査が追加された。



私は、血管の位置がわかりにくい体をしている。

母親譲りである。

母を介護していた時、不慣れな看護婦さんにあたると、何度も針を刺されて、かわいそうだった。



今回の看護婦さん、なかなかのプロだった。

右腕を差し出し、「血管がわかりにくいんですが」と私。

腕を見た看護婦さん、「そのようですね」

「ここにありますね」

「え?見てわかるのですか」 

「いえ、見えません。触るとちょっと盛り上がっています」

驚いた。その看護婦さん、ゴム手袋をしているのである。

「手袋をして、それがわかるんですか。敏感なんですね」

「以前は素手でやっていたのですが、今は手袋をしてもわかります」

素晴らしい。私には到底無理だ。



私は手袋が大嫌いである。作業するときも、すべて素手でやる。

指から伝わる感覚、手袋などをしてはよくわからない。

おそらく、指で感じることが、一種の喜びなのだ。

少々のけがをしても、この喜びには代えがたい。



視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感の中でも、触覚は最も本能の割合が強いように思う。

五感は、時として人に大きな喜びを与えるものである。

喜びを感じるうえで、視覚、嗅覚、味覚は、その人の記憶、その人の属する文化に大いに影響を受けている。

聴覚は本能の割合が強いが、最も強いのが触覚だと思う。

触覚が、種の保存と深く結びついているせいだろう。



私の指は、触れることで喜びを感じる。

もちろんもっとも喜びを感じるのは、女の肌に触れることなんだろうが、主(ぬし)に魅力がないもんで、指を喜ばせることが出来ないでいる。

柔肌の熱き血潮に触れもせで、ですわ。

俺の指、あわれ。

まあ、最高のものに触れてしまえば、それ以外に喜びを感じなくなる可能性もある。

私の指は、木の肌をなでるくらいがちょうどよいのかもしれない。





gtkaudio at 10:52|PermalinkComments(0)