2021年06月

2021年06月23日

なぜ小池都知事は東京オリンピックを中止できないのか


一時期、小池都知事が東京オリンピックの中止を言い出すのではないかと、政府が戦々恐々としているという報道がなされた。

中止を望む多くの人々が、その英断を期待しつつ、小池都知事を見守っていた。

中止にしなければ、結果として必ずやってくるであろう感染爆発の責任を負わされるにもかかわらず、今や小池都知事の顔には、あきらめのようなものしか感じられない。

なぜあきらめなければならなかったかを推測してみよう。


ただの推測であって、証拠のあることではないから、話半分として読んでいただきたい。



都知事選前に発売された「女帝 小池百合子」(著者石井妙子)という本がある。

この本の内容が嘘であるなら、裁判になるはずの内容を持った本である。

裁判にできないということは、都知事にとって後ろめたいことがあるのであろう。

カイロ大学卒業詐称の疑惑は、大学側の証言で、一応下火になった。

当時も、都知事という権力を持ったものと、一介のジャーナリストたちを比べれば、エジプト政府は都知事の肩を持つとの意見もあった。



しかしである。

都知事が五輪中止を言い出すのではないかと戦々恐々としていた政府が、カイロ大学卒業詐称疑惑を利用しない手はないと思えるのだ。

都知事の権力と、日本政府の権力のどちらをエジプト政府が選ぶかといえば、日本政府の権力ではないだろうか。

政府は、小池都知事のカイロ大学卒業詐称の証拠を握ったと推測できるのである。



野党の質問に答え、菅首相が「私には、五輪中止の権限はない」といった時、暗に「小池都知事よ、お前にはもう俺の言うことを聴く以外に選択の余地はない」と勝利宣言したのではないだろうか。



小池都知事のあのあきらめにも似た顔つきを見ていると、私は、こんなことを推測してしまうのです。

 


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2021年06月20日

東京オリンピックの中止を願う その2


6月18日、徐々に上昇していた東京都の感染者実効再生産数が1になった。

実効再生産数が1とは、100人の感染者がいれば、100人の新たな感染者を生み出すことを表す。

5月17日以降、1以下で推移していた実効再生産数がついに1になったのである。

上昇基調の実効再生産数である。さらに上がってゆくはずである。



東洋経済 新型コロナウィルス 国内感染の状況 のグラフを見ている。

東洋経済 新型コロナウィルス 国内感染の状況



東京のグラフを見て、私なりに読み取ってみた。


まず驚くのは、感染者数の上昇にもかかわらず、PCR検査人数が減少していることである。

感染者の数を抑えたいのだろうか?


次に流行がどのようにやってくるかである。

去年(2020年)の流行は春夏冬の3度やってきた。

コロナは季節性要因が顕著にでるウィルスだそうだ。


ピーク時の感染者数を見てみる。

2020年        2021年
4月17日  8月1日   1月7日    5月8日
206人   472人   2520人   1121人



ご覧のように夏にも流行がある。

底を打ったと言いながら、先週の感染者数の最高は6月16日の501人である。

去年の6月16日は、27人だった。

底の状態で、去年の夏の最高472人を超えている。

季節要因により、これから上昇してゆくと思われる。

夏の流行が来ようとしているのだ。

感染爆発が心配される。



この状態で、東京オリンピックを開催するという。それも観客を入れて。

日本は狂ってしまったのだろうか。







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2021年06月13日

東京オリンピックの中止を願う


東京のコロナ陽性者数が底を打ったようだ。

6月12日の陽性者数が前週同日より31人増加している。

実行再生産数も徐々にではあるが増加に転じている。

このまま少しずつでも増加するなら、取りやめる予定の緊急事態宣言を 再考せざるを得なくなり、オリンピックを中止にできるのではないか。

オリンピックを開催した際、必ずやってくるパンデミックの悲惨な状況を考えると、現時点での増加を願ってしまう。



感染防止の明確な論理もなく、国民の命をかたにして、日本政府は大博打を打とうとしている。

日本から世界へコロナウイルスをばらまく危険さえある。



コロナ下でのオリンピックなど、どこかで中止するはずだと甘く考えていた。

必ず負けると分かっていた太平洋戦争を、各組織のメンツを保つために、開戦してしまった国である。

民主国家になったがゆえに、2度とそんな間違いはしないと思っていた。

現在の状況をみるに、開戦に走った日本と全く変わっていない。

パンデミックを引き起こすことがわかっていながら、オリンピックを開催するという。

論理もへったくれもあったものではない。



オリンピックをやめるぐらいのことにさえ、現時点での感染者増加を願わねばならないなんて、日本とはなんと哀しい国ではないか。




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2021年06月10日

安いレコードを買う

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懇意のお客様に、音の良いレコードの情報を 教えていただいた。

Ray Bryant PlaysというSignatureレーベルのレコードだった。

お客様によると、このレーベルは安物で、だから音もよくないと一般には思われている、とのことであった。

みんな聴いてもいないし、良い音がするなんて思ってもいないから千円見当で買える、手に入れるといいと、お客様。

私はこのお客様の耳を信じているから、すぐに購入した。

国産のキングレコードだった。

ピアノか、ちょっと苦手、私にわかるか。



早速、聴いてみる。

うーん、繊細できれいな音だ。味がある。ピアノが苦手な私にもそれぐらいはわかる。

そうか、改造TL/12 Plusが、このような繊細な音をどのように表現するか試してみよう。

その時はDeccaのカートリッジで聴いていた。

しかし、この種の音には、オルトフォンのほうが合うだろう。

できるだけよい音にしてみよう。



Ortofon SPU-A Mono 25Dを使う。
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SPUのAタイプだから、AS212が乗ったスライドベースを、一番前まで持ってくる。
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次は、昇圧トランスを決める。

SPU Monoの出力は大きいので、通常使っている50倍はやめて、昇圧率の小さいものにしよう。

店にはパートリッジを含め候補はたくさんあるが、今回はオルトフォンの5,6年前に買ったST‐M25と英国のPAアンプから取り外したマイクトランス2種類を試した。

このマイクトランス、DCR20Ω 20倍、DCR30Ω 5倍、の2種類である。

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音を聴いて、左上の20Ω 20倍を選んだ。

モノラルだから、モノラルのシステムで聴く。

信号も片チャンネルだけ取り出し、昇圧トランスも片チャンネルだけを使っている。



うん、改造TL/12 Plus、繊細な音にも十分対応している。


YouTubeに載せました。お聴きください。

Ray Bryant Misty Ortofon SPU-A Mono 25D U.K. made Step Up Transformer

Ray Bryant Take The A train Ortofon SPU-A Mono 25D U.K. made Step Up Transformer






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2021年06月05日

デッカモノラル専用アームでST,MONOカートリッジ比較

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先日作ったDecca Mono専用アームを使って、ステレオカートリッジとモノラルカートリッジの比較をしてみた。

MONOレコードはソニーロリンズのサキソフォンコロッサスから、ST.THOMASを鳴らす。

オリジナルなど高くて買えない、当然国内盤である。

最初、たまには違うカメラで撮ってみようとZOOMのQ2HDを使った。

St. Thomas Sonny Rollins Decca MK2 Stereo cartridge Decca MK1 Mono arm Zoom Q2 HD 

St. Thomas Sonny Rollins Decca MK1 Mono cartridge Decca MK1 Mono arm Zoom Q2 HD

うーん、音はきれいだけどCDみたいな音だ。

このカメラ、かつては人気があったから、このような音が好きな人も多いのだろう。

私はちょっとねえ。

改造Leak TL/12 Plusの特徴である低音の心地よさが消えてしまっている。

どちらかというと高音よりの音である。

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いつも使っているカメラのCanon Powershot SX150 ISでも撮ってみる気になった。

St. Thomas Sonny Rollins Decca MK2 Stereo cartridge Decca MK1 Mono arm Powershot SX150 IS

St. Thomas Sonny Rollins Decca MK1 Mono cartridge Decca MK1 Mono arm Powershot SX150 IS

うん、やっぱりこっちのほうが私の趣味だ。

中音域中心の音が好もしい。

ただし、改造TL/12 Plusの心地よい低音は出ない。

まあ、デジタルで心地よい低音なんて聴いたことがない。

YouTubeでは、ドラムを破れんばかりにたたく姿は浮かび上がってこない。

改造TL/12 plusのアウトプットトランスに出会って、店で鳴らす音とYouTubeの音がかけ離れたものになってしまった。


ああ、そうそうステレオカートリッジとモノラルカートリッジの音の比較だった。

もちろんモノラルカートリッジのほうがいいでしょうが、モノラル専用アームなら、ステレオカートリッジでモノラル再生しても十分いい音だと分かってくださるはずです。

モノラルカートリッジは高価ですから。


最後に、モノラルの再生は、アンプ1台、スピーカー1台のモノラルシステムのほうが魅力的な音がします。

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