2020年08月
2020年08月15日
哀愁の街に霧が降る 山田真二 78回転をDecca XMS + 自作アダプターで聴く
追加です。
「哀愁の街に霧が降る」と同じころにリリースされたSP盤をアップしました。お聴きください。
リンゴ村から 三橋美智也 decca 78rpm xms + アダプター + universal tonearm
リンゴの唄 霧島昇 並木路子 Decca 78rpm XMS + adapter + universal tonearm
追加終わり。
親戚から聴かなくなったレコードをもらった。
山田真二の「哀愁の街に霧が降る」SP盤、非売品である。

保存が悪かったのであろう、盤が波打っている。

曲名は聴いたことがある。自作アダプターで聴いてみた。
アダプターはこんな時便利である。常用のガラード301ですぐ聴ける。
ふーんこんな曲だったのか。
うん?でもなんか変。
山田真二の挨拶入と書いてあるのに、挨拶なんか入っていない。
さらに、哀愁の街なんか全然出てこない。
そうか、ラベルが逆に貼ってあるんじゃないか。
裏面の「若き日の涙」を聴いた。

これだよ。聴いたことがある歌だ。
そんなこんなで戸惑いましたが、どうにかうまくいきました。
それにしても半端でない波うちにOrtofon AS212良く追随してくれますな。
違う。アームではなく、砂入り台座の効果でしょう。
さあ聴いてください。
哀愁の街に霧が降る 山田真二 Decca 78rpm XMS + アダプター
「哀愁の街に霧が降る」と同じころにリリースされたSP盤をアップしました。お聴きください。
リンゴ村から 三橋美智也 decca 78rpm xms + アダプター + universal tonearm
リンゴの唄 霧島昇 並木路子 Decca 78rpm XMS + adapter + universal tonearm
追加終わり。
親戚から聴かなくなったレコードをもらった。
山田真二の「哀愁の街に霧が降る」SP盤、非売品である。

保存が悪かったのであろう、盤が波打っている。

曲名は聴いたことがある。自作アダプターで聴いてみた。
アダプターはこんな時便利である。常用のガラード301ですぐ聴ける。
ふーんこんな曲だったのか。
うん?でもなんか変。
山田真二の挨拶入と書いてあるのに、挨拶なんか入っていない。
さらに、哀愁の街なんか全然出てこない。
そうか、ラベルが逆に貼ってあるんじゃないか。
裏面の「若き日の涙」を聴いた。

これだよ。聴いたことがある歌だ。
そんなこんなで戸惑いましたが、どうにかうまくいきました。
それにしても半端でない波うちにOrtofon AS212良く追随してくれますな。
違う。アームではなく、砂入り台座の効果でしょう。
さあ聴いてください。
哀愁の街に霧が降る 山田真二 Decca 78rpm XMS + アダプター
2020年08月01日
ユニバーサルアームでDecca XMSを鳴らすアダプター その2
追加です。
SP盤も鳴らしてみました。
Louis Armstrong & His Hot Five Squeeze Me Decca XMS adapter for universal tonearms
針の位置は、SPUの針と同じになるように作りました。
次は、針圧についてです。
私手持ちのSPUの自重は、新しいものから30.4g, 30.8g、ビンテージのモノラルは31.7gです。
これらを鳴らすとき、30.8gを常用しておりますから、これで3.5gの針圧にすると、カートリッジを変更しても針圧調節はしません。
アダプターを装着したLP用XMSの自重は、36.3gです。
SPUとの自重の差は、36.3 - 30.8=5.5g
XMSにかかる針圧は、3.5 + 5.5=9.0g
XMSの推奨針圧は、8.0gです。1.0gオーバーですが、これぐらいの違いを私は気にしません。
実際に測ってみました。SPU3.5gの時、XMSに入れ替えると8.4gでした。
計算値と異なりますが、重心の位置の違いかもしれません。
私は0.4gの違いでは、もちろん調節はしません。
追加終わり。

懇意のお客様が、XMSをユニバーサルアームで使用するアダプターを作られた記事は先日書いた。
私も作ってみたいと思ったが、まったく同じものを作るのでは能がない。
どうにかして全部を自作できないかと思った。
アダプターを作るのは、Decca XMSの音の良さに出会って以来の懸案でもあったのだ。
最初に考えたのは、3Dプリンターを使って簡単にできるのではという安易な考えであった。
確かにできるだろう。ただ、キャドを学ぶのは私には無理だ。
そんなとき、砂入り台座や砂入りスピーカーボックスを作っていただいている家具職人さんが納品にいらした。
よもやま話の中で、アダプターが話題になった。なんと職人さん、キャドができるというのだ。
おお、いい助っ人が出現したとばかりに、お客さんから借りていたアダプターをお見せした。
キャドでデータを作ってほしかったのである。
「これならパイプでできますよ。部品を探してお知らせします」

話を聞いているうちに、私にもイメージがわいてきた。相談してみるもんだ。
職人さんが調べて指定してくれた部品を購入した。
パイプと中に入れる樹脂がそろった。残念なことにDecca XMSから出ている3ピンを受けるために探してくださったスプリングロールピンは使えなかった。
アームと接続する4ピンのコネクター(シェルの後ろの部分)は、アダプターを作ったお客様から部品として売っているとの情報をいただいた。
部品が集まってくると、どんどんイメージがわく。
ただし、使い物にならない材料もたくさん買ってしまう。
手に取ってみると、こりゃだめだというのが多い。
まあ、材料自身は安いものだからそんなに気にはならない。
買った工具で秀逸なものは、パイプカッターである。
千円ちょっとの値段で、ステンレスのパイプが手動で簡単に切れてしまうのだから何とも言えなかった。
スプリングロールピンが使えなかった3ピンの受けの部分に最も苦労した。
まあ、無理やりのやり方で解決した。
素人が作るのだ。こんなものでよい。ちゃんと脱着できるし。
最新の技術を使わなくても、どんくさいやり方でどうにかなるもんなのだ。
失敗を重ねながら、いろいろ試してみる。頭の中でこうしたらうまくいくかもとイメージする。
楽しい。
小学生の頃の勝手な工作の楽しさだ。

先端のネジはXMS固定ねじ、2番目は3ピンソケット固定ねじ、XMSの水平調節は、先端ねじを緩め、XMSを刺した状態で、2番目のネジを緩めて調節します。後端のネジは、4ピンプラグ固定ねじです。
(こう書きましたが、今はやり方を変えています。真ん中のネジで締め付ける樹脂は弱いので、何度も動かしたくありません。後端のネジは、金属を締め付けていますので、XMSの水平調節はこの後端のネジで行っています。さらに中身を半回転させ、調整しやすいよう後端のネジを上向きにしています)

すべてのネジを緩めると、中身を取り出せます。(中の樹脂を接着しましたので現在は取り出せません)
指かけはついていないほうが音がいいように感じたので、最初に作ったものだけつけて、あとはつけないつもりです。
YouTubeに載せました。聴いてみてください。
Mickael Rabin Saint Saens Introduction And Rondo Capriccioso Decca XMS adapter for universal arms
RC75Aにオリジナルのアダプターやお客様のアダプターの映像もあります。
Harry Belafonte Come Back Liza Decca XMS Garrard RC75A PX4 Single ended
A Night In Tunisia Bud Powell Ortofon AS212 Adapter Decca XMS
SP盤も鳴らしてみました。
Louis Armstrong & His Hot Five Squeeze Me Decca XMS adapter for universal tonearms
針の位置は、SPUの針と同じになるように作りました。
次は、針圧についてです。
私手持ちのSPUの自重は、新しいものから30.4g, 30.8g、ビンテージのモノラルは31.7gです。
これらを鳴らすとき、30.8gを常用しておりますから、これで3.5gの針圧にすると、カートリッジを変更しても針圧調節はしません。
アダプターを装着したLP用XMSの自重は、36.3gです。
SPUとの自重の差は、36.3 - 30.8=5.5g
XMSにかかる針圧は、3.5 + 5.5=9.0g
XMSの推奨針圧は、8.0gです。1.0gオーバーですが、これぐらいの違いを私は気にしません。
実際に測ってみました。SPU3.5gの時、XMSに入れ替えると8.4gでした。
計算値と異なりますが、重心の位置の違いかもしれません。
私は0.4gの違いでは、もちろん調節はしません。
追加終わり。

懇意のお客様が、XMSをユニバーサルアームで使用するアダプターを作られた記事は先日書いた。
私も作ってみたいと思ったが、まったく同じものを作るのでは能がない。
どうにかして全部を自作できないかと思った。
アダプターを作るのは、Decca XMSの音の良さに出会って以来の懸案でもあったのだ。
最初に考えたのは、3Dプリンターを使って簡単にできるのではという安易な考えであった。
確かにできるだろう。ただ、キャドを学ぶのは私には無理だ。
そんなとき、砂入り台座や砂入りスピーカーボックスを作っていただいている家具職人さんが納品にいらした。
よもやま話の中で、アダプターが話題になった。なんと職人さん、キャドができるというのだ。
おお、いい助っ人が出現したとばかりに、お客さんから借りていたアダプターをお見せした。
キャドでデータを作ってほしかったのである。
「これならパイプでできますよ。部品を探してお知らせします」

話を聞いているうちに、私にもイメージがわいてきた。相談してみるもんだ。
職人さんが調べて指定してくれた部品を購入した。
パイプと中に入れる樹脂がそろった。残念なことにDecca XMSから出ている3ピンを受けるために探してくださったスプリングロールピンは使えなかった。
アームと接続する4ピンのコネクター(シェルの後ろの部分)は、アダプターを作ったお客様から部品として売っているとの情報をいただいた。
部品が集まってくると、どんどんイメージがわく。
ただし、使い物にならない材料もたくさん買ってしまう。
手に取ってみると、こりゃだめだというのが多い。
まあ、材料自身は安いものだからそんなに気にはならない。
買った工具で秀逸なものは、パイプカッターである。
千円ちょっとの値段で、ステンレスのパイプが手動で簡単に切れてしまうのだから何とも言えなかった。
スプリングロールピンが使えなかった3ピンの受けの部分に最も苦労した。
まあ、無理やりのやり方で解決した。
素人が作るのだ。こんなものでよい。ちゃんと脱着できるし。
最新の技術を使わなくても、どんくさいやり方でどうにかなるもんなのだ。
失敗を重ねながら、いろいろ試してみる。頭の中でこうしたらうまくいくかもとイメージする。
楽しい。
小学生の頃の勝手な工作の楽しさだ。

先端のネジはXMS固定ねじ、2番目は3ピンソケット固定ねじ、XMSの水平調節は、先端ねじを緩め、XMSを刺した状態で、2番目のネジを緩めて調節します。後端のネジは、4ピンプラグ固定ねじです。
(こう書きましたが、今はやり方を変えています。真ん中のネジで締め付ける樹脂は弱いので、何度も動かしたくありません。後端のネジは、金属を締め付けていますので、XMSの水平調節はこの後端のネジで行っています。さらに中身を半回転させ、調整しやすいよう後端のネジを上向きにしています)

すべてのネジを緩めると、中身を取り出せます。(中の樹脂を接着しましたので現在は取り出せません)
指かけはついていないほうが音がいいように感じたので、最初に作ったものだけつけて、あとはつけないつもりです。
YouTubeに載せました。聴いてみてください。
Mickael Rabin Saint Saens Introduction And Rondo Capriccioso Decca XMS adapter for universal arms
RC75Aにオリジナルのアダプターやお客様のアダプターの映像もあります。
Harry Belafonte Come Back Liza Decca XMS Garrard RC75A PX4 Single ended
A Night In Tunisia Bud Powell Ortofon AS212 Adapter Decca XMS