2017年12月
2017年12月27日
レコード

レコードを買った。
1枚目は綺麗ではないが、RVGと耳の刻印のあるモノラルである。
ステレオよりもモノラルのほうが、濃厚な音がするから、モノラルをほしいと思うのだが、高価なのが珠に疵である。
このレコードは針音はするが針飛びはしないと書いてあったので、購入した。
あまり状態がよくないので安かった。
音は素晴らしい。私、針音は気にならない性質(たち)である。
聴いてみてください。
Art Blakey and The Jazz Messengers Moanin' mono
Art Blakey and The Jazz Messengers The Drum Thunder (Miniature) Suite mono

次からは、残念ながらステレオである。
このレコードは、モノラルが高すぎるので、ステレオで我慢している。
キング製で、海外で人気が高い。
最後あたりで、ベースを弓で弾く音が何とも言えない。

抒情感をたたえたビリーホリデーの歌いぶりにまいる。
ステレオで、さらに国産のレコードでもこれだけの音を出すのは立派である。
CBSソニーの当時の技術者に感謝。
このレコードを聴いて、オリジナルがほしくなり、購入したけれど、まだ届いていない。
レコードも、古いものほど濃厚な音がする。
モノラル、ステレオ、デジタル、時代を経るに従い、雑音は減るけれど、さらりと味のない音になってゆく。
アナログは素材であり、デジタルはレトルトパックに感じます。
素材であるアナログは、自分の好みの音に仕上げることができる。
デジタルは、この音がいい音なんだから、この音で聴けと言われているように感じる。
つまりません。
2017年12月03日
さといも
魚沼産コシヒカリと里芋をもらった。
3分づき玄米を食べていて、コメを食うことが、ほとほといやになっていた。
コメを食う楽しみが、途切れてしまっていた。
コメは好きだったし、安いので、少々高いコメも買って食べていたが、魚沼産コシヒカリは初めてである。
炊いてみた。
玄米で参っていたせいもあるが、ひどく旨く感じる。
これなら、コメを食う楽しみが復活しそうである。
さて問題は里芋である。
調理した経験がない。
ハードルが高い。
バーは空の見上げる高さにある。
そんな時銭湯に行った。
風呂からあがって、番台のある休憩所でいつものように牛乳を飲む。
番台のおばちゃんと、ソファーに座った2人のおばちゃんが話をしている。
私は、床に正座して、牛乳を飲んでいる。
番台とソファーの間に私がいるから、私の頭の上を言葉が行きかっている。
戦場で、頭の上を弾が飛び交う中、牛乳を飲んでいる感じだ。
禿げた頭を弾がかすめてゆく。
いつもの態勢である。
3人のおばちゃんたち、サツマイモの話をしている。
焼いたのより、ふかしたサツマイモのほうが好きなの、てな調子である。
うん?芋の話だぜ。
頃合いをみはらかって、ガールズトークに加わる。
「さといもの料理の仕方教えてよ」
「一番簡単なのは、味噌汁の中に入れちゃえばいいのよ」と番台のおばちゃん。
「だけど、さといも茹でないといけないでしょう」
「電子レンジでいいの。さといもを縦にして、包丁でぐるっと切れ込みを入れるの。お皿に入れてラップをしたら、5分ぐらい。」
おばちゃん続けて、
「さといもは皮をむくのが大変なの。レンジから取り出したら、簡単にむけるよ」
「だけど、さといも泥が付いているでしょう」
明らかに、そんなことも知らないのかというおばちゃんの表情。言葉がきつくなる。
「洗ってからよ」
「時間は量で変わるから、様子を見て少しずつ増やせばいい」
うん、これなら俺でもできる。
やってみた。
でかいのと中くらいのを混ぜて、5個ほどをどんぶりに入れ、ラップをして4分にセット。
中くらいのほうにつま楊枝を刺したら、大丈夫そうだったが、もう1分チンした。
皮むきは2枚に分かれてするっととれるかと思ったら、残念、細かくちぎれた。
まあ、皮をむくのは、それほど大変ではなかった。
でかいの2個をインスタントみそ汁に入れて食べた。
切るのが面倒だったので、2個をドボン。
里芋って、特別好きなわけではないけれど、腹にどんと来る。
腹いっぱいになった。ご飯の代わりになる。
主食が芋ってところもあるから当然か。