2017年03月

2017年03月26日

オルトフォンSPU用昇圧トランス ケーシング


追加です。

不思議なことが起こった。

ナットキングコールのスターダストをこのブログで紹介したジュリーロンドンをYouTubeに載せる前にアップロードしていた。

すべての国でブロックされてしまい、私以外の人は見られない状態になっていた。

どうしたわけか、視聴回数が増えているのである。

確認したら、ブロックが解けている。

これも載せたかったので、どうぞ聴いてみてください。





イメージ 1

イメージ 3

頼んでいたMCトランスのケーシングが完了した。

前回のブログで、裸で聴いてもらったMCトランスである。

色を塗ろうかと考えていたが、音には関係ないのでやめた。

裸の時より、音も安定したように感じる。

このトランス、定位と分解能に優れている。


ジャズボーカルと弦楽器の音をお聴きください。



イメージ 2





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2017年03月01日

オルトフォンSPU用昇圧トランス

追加です。

学会で東京に来られた懇意のお客様が店に足を運ばれた。

壊れたJSの384昇圧トランスをお持ちになられた。

中身までダメになってはいないだろうから、その場で直すことになっていた。

音が出れば、私のトランスとの比較ができる。

簡単に直った。

さて聴いてみた。私はこのトランスは初めてだった。

私のよりは倍率は低いけれどなかなかいいと思った。

お客様の反応は違った。

私の昇圧トランスのほうが断然いいとおっしゃる。

私はこのトランスはパートリッジだと思っている。

お客様、パートリッジもお持ちだそうで、それよりもいいとおっしゃる。

話を聴いていると、かなり高価なパートリッジらしい。

私もかつてパートリッジは持っていた。艶消し黒の筐体にブルーのトランスだった。

ただこんな音では鳴らなかった。

当時は、マランツ7とマッキントッシュMC75、アルテックA7の組み合わせだった。

オリジナルの状態だったので、部品が劣化していたのであろう、良い音では鳴らなかったから比較はできない。

お客様のシステムはほとんどすべて私が整備したものだから、店と違いはない。

まあ、私のトランスは、少なくとも今まで聴いたどの昇圧トランスよりも良い音であることは確かである。

MCカートリッジが、昇圧トランスで全く異なる世界を演出するのだということがよくわかった。

比較テストの後からは、私のトランスで聴いた。

お客様、感動することしきりである。

今回、東京のレコード店で購入されたレコードをとっかえひっかえ聴かれた。

5時間ほどのご来店だった。

私のものですがその時聴いたレコードを一つ。音がよいことで有名です。


店で聴く音とはだいぶ違うことは仕方がないけれど、片鱗はわかるでしょう。

以上、追加終わり。



私の場合、モノラルは、Decca XMSで満足している。

ステレオは、Decca MKシリーズで聴いている。

Ortofon SPUも捨てがたい。

ただ昇圧トランスがね。良いものは高価なのが何とも。



オルトフォンSPUの昇圧トランスに苦労していた。

OrtofonT20MKⅡは持っていて、音に不満があるわけでもないのだが、片チャンネルの出力が時として途切れる。

RCAピンソケットの問題と思い、何度か修理したけれど、直ったと思っているとまた同じ症状が出てしまう。

それに、もう少し古めのトランスのほうがSPUには合うのではと思っていた。

あまりに高価なトランスは無理である。


それで、英国製のP.A.アンプから取り外したマイクトランスで試してみることにした。

入力側のDCRが1Ω近辺のものを捜した。

あったのだ。出力側は、DCRが900オームぐらいである。

どこのメーカーかはわからない。


まずはケーシングはせずに、シールド線をつないでテストしてみた。

まずまずの音が出た。

左右独立しているので、セパレーションが良いように感じる。


先日、2台のPX4を作ってもらった回路に強いお客様が見えたので、お聴かせした。

良いとおっしゃる。

ケーシングをしてもらうことにした。

ボリュームを絞っても、かなり大きな音がしたので、倍率は十分のように思える。

測定してくれた。およそ70倍だそうである。


さてと、こういうのは音を聴いてもらわなくては始まらない。

音を言葉で表してどうなるというものでもない。音は文学ではないのだから。

YouTubeに載せた。

残念ながら、私の安物デジカメでは、セパレーションはよくないけれど、まあ聴いてみてください。



次は、私が大学生の時に買ったベスト盤です。もちろん国産。この曲が好きでした。


さてどうでしょう。


gtkaudio at 23:06|PermalinkComments(0)オーディオ