2015年10月

2015年10月31日

Leak Point Oneプリアンプ

追加です。

LeakのPoint Oneプリアンプで、ボーカルも鳴らしたほうが良いですね。

ベラフォンテのカーネギーホールコンサートから、私の最も好きな曲ダニーボーイです。

太い音、情趣を感じさせる音、音に関する私の判断基準はこの二つだけです。

他のことは私にはわかりません。

結果として出てくる音以外、まったく興味がないのです。

論理的に音を解釈する方たちは、ご勝手に。

経験と才能を必要とする芸術世界を、論理という誰でもが分かる手軽な世界に置き換えようとするのですから、どうしようもありません。

まあ、聴いてください。


良いものに接すると、何か厳粛な気分になります。

芸術とは、そういう一面も持っております。

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Leakの古いプリアンプです。

TL/12 Point Oneメインアンプの弟分として市販されたTL/10用に作られたプリアンプです。

私がTL/10をYouTubeで鳴らす際、このプリアンプを使うことはありませんでした。

なぜか。

音に納得できなかったからです。

姿かたちは良くても音が悪くては、お客様に勧めることはできません。

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中の部品を見てみると、古い板状のマイカコンデンサが多用されています。

このマイカコンデンサは、のちのプリアンプに使われる筒状のマイカコンデンサやスチロールコンデンサよりも、音は良いはずです。

しかし、私の判断基準からすると、このプリアンプの音は良くありませんでした。

ですから、お客様にお売りすることもなかったし、勧めることもしませんでした。

その間、何度か良い音にしようと試みました。

だけど、結局納得する音は出なかったのです。


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今回ようやく、納得できる音にすることができましたので、真空管オーディオフェアで鳴らしてみました。

初日は、このプリアンプとTL/10の組み合わせで音を出しました。

お客様の反応も、格別でした。

その時の組み合わせでYouTubeにアップしましたので、お聴きください。


Stereo20との組み合わせでも鳴らしてみました。2曲分。12分以上あります。後半、音が乱れ飛ぶさまをお聴きください。






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2015年10月14日

2015 第21回 真空管オーディオフェア 番外編を終えて


友人二人がやってくれたビラまきというものが、これほどの効果を発揮するとは、予想していなかった。

今までで一番の入りではなかったろうか。



ビラまきを私がやらなくてはならないとしたら、最も尻込みしてしまう種類の仕事である。

二人の友人のうちの一人は、この種の仕事を如才なくこなせる男である。

ただ、持病があるから体力がもつか心配であった。

もう一人は、職人気質(かたぎ)の人間だから、私と同様この種の仕事は向いていないはずだと思っていた。

ビラはその彼が作ってくれた。


フェアの二日前、如才ない方が、孫の運動会のビデオ撮影のため、初日のビラまきが午後からになると分かった。

午前中は、職人気質一人でやるという。

いやだろうと、私はひどく心配になっていた。

そうでもなさそうなのである。

やる気満々なのだ。

「お前、どうしてそんなに元気なんだ」と思わず言ってしまった。



さて、フェアが始まって2時間ほど、誰も訪れる人がいなかった。

駄目か、と思い始めたころ、一人二人と入り始めた。

入り始めると、その後は怒涛の如くであった。

ビラまき効果、てきめんである。

入れ替わり立ち替わり人が入ってくる。

満杯状態が長く続いた。

昼食は、演奏の合間に、その場で立ったまま済ませた。

ゆっくりと食べる時間などなかったのである。



お客さんの反応で最もおもしろいことがあった。

オーディオ好きのもう一人の友人が作ってくれた台の上にちょこんと載っていたGoodmans Maxim。LS3/5aよりも小さいのではないか。

大きなスピーカーの前に置いてある。

初日、どのスピーカーか分からない状態で、Goodmans Maximを鳴らしていた。

自分も経験したからよくわかる。

当然大きなスピーカーから音が出ていると思うのだ。

「今これが鳴っています」と、マキシムを指さすと、皆さん驚くのである。

小さなスピーカーから、それだけのスケール感を持った音が出てくるのだ。




台を作ってくれた友人も来ていた。

しばらく聴いてから、私に尋ねた。

「どのスピーカーが鳴っているんだ」

「マキシムだよ」

「エー、ほんとか」



ビラまきをしてくれた友人たちが言っていた。

「ビラまき、面白かったぜ、1時間ほど話しこんじゃったよ。俺なんか、オーディオのことなんて分からないのにな」

「来年はオーディオフェアの会場でやるかもと、帰ってゆくお客さんに言ったら、こっちでやった方がいいですよ、落ち着いて静かだし音もいいから、と言われた」

「お前の音、なかなか好評だったぜ」



友人二人が、楽しそうにやってくれたことが何とも嬉しかった。



いつも手伝ってくださるオーディオの知識を持った3人の人たちにも感謝です。


私、支えられていますね。



最後に、友人が作ってくれたチラシの最終案です。配りながら、気付いたことも取り入れたようです。職人気質の男です。

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2015年10月07日

2015 第21回 真空管オーディオフェア 番外編 その2

友人が、真空管オーディオフェア開催中に、別会場で展示試聴会を行うGTKオーディオのチラシを作ってくれた。

真空管オーディオフェア会場前の歩道で、友人二人がビラまきをしてくれるという。

友人とは、何とも宝物ではある。

どうか、受け取ってあげてください。


今回は、Goodmans Axiom22 MK1と思われるスピーカーを裸で鳴らしてみます。

Decca Decolaのモノラルについていたダブルコーンのスピーカーが、Axiom22 MK1らしいのです。

同じアルニコのシングルコーンのスピーカーには、Axiom12とラベルが貼ってありました。

Goodmans Axiom150, Goodmans Axiom300, Goodmans Maximも鳴らします。

私の好みで、すべてアルニコのスピーカーです。

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次は、当日まくチラシです。

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