2015年02月
2015年02月19日
Ortofon AS212

下で書いたお客様のSME3009用のボードが出来上がりました。
早速鳴らしてみました。お聴きください。
下で鳴らしたときは、Shure V15 TypeⅡカートリッジでしたが、今回は同じShureのM75MBを使いました。
フランク永井特集ということで、「有楽町で逢いましょう」
女性の声もあったほうがよいでしょうから、松尾和子とのデュエット、「東京ナイトクラブ」
松尾和子は、ひどく色っぽかった。
四国のお客様から、Thorens TD124用砂入り台座の注文をいただいた。
Garrard301用砂入り台座も購入していただいたお客様である。
Garrard301には、お客様のOrtofon SMG212を装着した。
その時、もう1本SMG212をお持ちだったので、格安で譲っていただいた。
今回の注文では、Thorens TD124の回転が遅いことの修理と、3種類のアームの装着であった。
Thorens TD124の修理は簡単だと思っていた。
軸への注油と、アルミのフライホイールの横にある月形をした磁石を遠ざければ済むと思っていた。
ダメだったのである。
モーターがオリジナルではなく、Papstモーターに変更されていた。
コンデンサを換えてどうにか所定の速さにはなった。
月形磁石を目いっぱい遠ざけてようやくである。
60Hzに変更してテストしていた。
ただあまり信用のおけない変更である。
お客様のところで、大丈夫とは残念ながら言えない。
もっと月形磁石を近づけても、所定のスピードにしたかった。
その時お客様から、Papstモーター付きのTD124の問題点が書かれたサイトがあるとの情報をいただいた。
見てみると、Papstモーターの軸には間違った注油が行われていて、それが遅くなった原因であると書かれていた。
何度も注油してふき取ることを繰り返すうちに、徐々に速くなった。
今は月形磁石を近づけても所定のスピードになっている。

Ortofon SMG212
さて、一つの問題は解決した。
次の問題である。
余っているものと思い譲っていただいたSMG212である。
お客様は、SPUを使いたいと思われているはずだ。
私がSMG212を使い、お客様に軽針圧用のAS212を使わせるわけにはいかない。
それにこのSMG212は馬鹿に音がよいのである。
SMG212をお返しして、私がAS212を使うことで承諾していただいた。

Ortofon AS212
AS212は2本あった。お客様は2本で1本の役割だとおっしゃる。
できることなら、2本とも整備して、1本はお返ししたい。
片方はアームリフターやインサイドフォースキャンセラーの機能がない。
これを整備して、私のものにする。
昔購入したSMG212用のおもりを私は持っているのだ。

今回整備したAS212 中央に転がっているのは、元の錘
AS212をSMG212の代わりをなすぐらいにしたい。
やってみた。
錘はブカブカである。回して調節などはできない。前後にスライドさせるだけである。
気にしない。
いちいち重さを量ってみるなど、面倒である。
指にかかる重さでこれぐらいだろうと決める。
さあ、音出しである。
どうだ。
うん、いい。
うまくいった。
良い音である。
レコードを回し、音を聴きながら、他のことをしていた。
「ガガガ………」
なんだ?
レコードを見る。カートリッジがスケーティングしている。
何が起こった。
錘が落ちている。
プラスチックのベアリングハウジングがぽっきりと折れている。
ダメか。
ちょっと呆然としていたが、接着剤でどうにかすることに決める。
2段階方式でやる。ゴム用ボンドで接着後、さらに瞬間接着剤を流し込む。
いつまでもつかわからないが、これで様子を見る。
駄目もとである。
駄目だった。3度落ちた。ご丁寧にも、折れたところは、接着したところではない、新たな部分である。そのたびに同じことを繰り返した。
その日に3度落ちてから、落ちなくなった。
当座はこれで済ます。
EbayにAS212用のベアリングハウジングが売られていた。
ここが弱いのは分かりきったことなのかもしれない。
整備したAS212の音を聴いてみてください。
まずはフランク永井の「夜霧の第二国道} 1964年のLPです。
続いて、Deccaのチェックレコード
2015年02月03日
Sandfilled Thorens TD124
新たにアップしました。
こんなのどうでしょう。遊んでみました。Wharfedale Super 8を裸で鳴らしています。
Papst motorのTD124, SMG212, Shure TypeⅡです。
SMG212にShure V15TypeⅡ(SMEシェル)では軽すぎるので、10円玉を3個シェルに貼り付けてあります。
もちろん、下で紹介している砂入り台座。
砂入り台座でThorens TD124を鳴らしてみたかった。
もちろん家具職人さんに頼んだ。
私が作るより必ずと言ってよいほど音がいい。
ようやく出来上がってきた。


今回ももちろん良い出来である。
お客様から譲っていただいたTD124を載せた。
アームがユニットと一体だから、載せ換えるだけでよい。
何とも楽である。

傷ひとつない綺麗なTD124である。
回転も安定している。
アームは、これも別のお客様から譲っていただいたSMG212。
カートリッジは、アダプターを付けてオルトフォンSPU Aのモノラルである。
何ですか、この音は。
TD124で聴いてきた音とはまるで違う。
太いのである。
YouTubeではこの音はわからないでしょうが、片鱗はあります。聴いてください。
Sandfilledの台座は半端なものでない。
オーディオは、言葉ではなく、出てくる音だけで勝負するものだと、私は思っている。
このように工夫したから、抵抗が限りなくゼロに近いから、良い音のはずだではないのである。
最後に出てくる音がよいのか悪いのか、それを判断する能力である。
評論家が、いい、いい、とはやしている製品が、ちっとも良くなかったら、その評論家は音を判断する能力がないのだと思うべきなのです。
決して自分の耳が悪いのだとは思わないことです。
え?、私の音を聴いても、ちっともいい音とは感じないって。
そうかそう来るか。
うーん、えーとね。ちきしょう。
そりゃーあんた、あんたの耳が悪いに決まっているじゃないですか。
うん?論理矛盾?
世の中そんなもんです。








