2015年01月
2015年01月21日
Thorens TD124の修理
10年ほど前のことである。
Ebayで購入したThorens TD124が全く動作しなかった。
いろいろ試して、原因が分かった。
ご存知のようにTD124のモーターは、模型用のモーターかと思えるほど華奢なものである。
力がない。
長く使わないでいるとモーターの軸についたグリースが固まり動かなくなる。
それだけのことである。
解決法は簡単である。
軸が接するモーターの軸受部分2か所に油をさし、電源を入れて指で回転をアシストしてあげる。
油でグリースが溶け出すのでそのうち指のアシストなしでも回り始める。
他に問題がなければ(私は他の問題に遭遇したことはない)、これで回るはずである。
一時期、故障したTD124を選んで購入(安いから)し、この方法で直して売っていた。
5,6台はやりましたが、すべてこれで直りました。
モーターの振動もグリースがねばっているだけのことでしょう。
Thorens TD124用の砂入り台座を家具職人さんに作ってもらいました。
次のブログで紹介します。良い音です。
以下は、前のブログに載せていたものです。
掲載時間が短かったので、こちらに移しました。
Deccaのテストレコードです。
少々ひずみが出てしまいYouTubeには載せていたのですが、紹介しないでいました。
まあ、聴いてみてください。面白いです。音自体は魅力的ですから。
2015年01月06日
3台目のSandfilled Turntable
3台目の砂入り台座ターンテーブルである。
最初の台座と同じOrtofon SMG212を装着した。
アームの軸の穴の位置は、軸間距離が212㎜であるからDeccaと全く同じである。
さらに、アームベースを留めるねじの位置もほとんど同じである。若干オルトフォンのねじ穴が中心に寄っている。
Deccaのテンプレートがあるから、それも利用した。
DeccaのMK1アームとOrtofon SMG212やRMG212は、オルトフォンの軸が約20㎜で、デッカは15㎜だから、21㎜ほどの穴をあけておけばそのまま入れ替えられる。
もちろん、アームレストの位置は違います。
まあ、通常併用することは考えないからそれはどうでもよい。
皆さんお持ちのアームは3台ともオルトフォンだった。
オルトフォンはやはり人気がありますね。
今回聴いてみて、音の良さを再認識したぐらいですから、それも当然かもしれません。
今回のお客様は、Ortofon SPU-GTも送ってくださっていたので、それで鳴らしました。
トランス内臓タイプですから、昇圧トランスは必要ありません。
いつものように台座に載っているおんぼろGarrard301は、私のものです。
綺麗さと音とは全く関係がありません。
それにしてもSMG212は音の良いアームですね。
以前持っていたのはオルトフォンのダイナミックバランス型だけでした。
ショートアームもロングアームもありましたが、すべてがそうでした。
スタティックバランス型は、値段が安かったので、音が落ちるのだろうと思っていましたが、まったくそんなことはありませんね。
かえってこちらのほうがよいのではと思ってしまうほどです。
値段ではありませんね。
当たり前のことですが。