2013年04月
2013年04月29日
YouTubeのコメント
YouTube Serviceからメールがあり、私のアップした映像にコメントがあったと知らせてきた。
良くあることだから、驚くことはない。ただし今回は、3個連続してコメントが入っていた。
YouTubeのコメントは、ほとんどが海外からである。
今回も海外からだった。オーストラリアから同じ人が3個書いてきたのである。
最初のをあけてみた。
内容はあまりよくないものだった。Varislopeプリアンプを直さなければ、いい音が出ないというものだった。
へー、こんなこと書いてくる人があるのか、と思った。耳に自信があるのか、上から目線である。
音をけなされて気分がいいはずがない。けなされるのは初めてだし。
無視した。
2個めOld type Goodmans 12" single cone speaker を見てみた。
Can't complain about that.
「これについては、文句はない」、ぐらいの意味だろうか。
それにしても、まだ見下している。
3個目GOODMANS MAXIM STEREO SHELLY MANNE 。
Nice.
なんだろう。
まあ、褒めてくれているのだろう。
同じ日に、また同じ人からコメントが入った。Wharfedale Sand Filled Speakers
Amazing sound
そうですか。初めて返事を書く気になった。
Thank you.
数日たって、また同じ人から、最初にけなされた曲にコメントがあった。
What mike are you recording with? sounds nice through my Tannoy Super Gold Monitors and a unique way of demonstration of you wonderful equipment....
ようやくわかったようだ。
ただね、音がいいのは私が特殊なマイクを使って録音しているからだと結論づけたようだ。
違うのだ。私は、1万円程度で買ったキャノンのデジカメで映像も音も撮っているのだ。デジタルに大金をかけても無駄だと思っている。
だから返事をした。
I don't use the indipendent mike. I use a cheap Canon camera with stereo mikes.
My camera is Canon power shot SX150IS.
All the Leak amplifiers are overhauled by me.
I use old British made nos oil capacitors.
That is the reason for good sound.
indipendentはスペルミス。independentですね。dependを考えればこんなミスは犯さないはずなのに、私も馬鹿だ。
まあ許してくれるだろう。この人も、yourがyouになっているからお互いさまというものだろう。
返事がない。たぶん、特殊なマイクを知られるのがいやで、うそをついていると思っている。
面倒くさがり屋の俺が、そんな手の込んだことするはずがないのに。
音のよさは、アンプをオーバーホールしているからだ。手直しの価値がわからない人が多くて困る。オリジナルが一番なんていってる人たちばかりだからね。
まあ、無理だよね、本当に大事なことは何かを、雑誌さえも教えてこなかったのだから。
RCAピンケーブルを変えれば音が良くなるなんて教え込まれているんだから、ばかばかしい。
オーストラリアでも、状況は変わらないのだろう。
最初と最後のコメントは、この曲に出ています。
こんなのはどうでしょう。
ビンテージ物の古い真空管アンプは、手直ししなければ、本領を発揮できません。
手直しもしないで、あるいは下手な手直しをして、Leakのアンプを評価するなんて、とんでもない話です。
2013年04月22日
Leak TL/12 plus モノラルプリメインアンプ
Axiette8のペアをヤフオクに出品しました。

お客様のご要望で、台をつけて、電解コンデンサをオイルコンに換えることはしませんでした。
台をつけてのオイルコンのLeakアンプは、そのお客様、2台お持ちなのです。
オリジナルに近いアンプも持っておきたいとのことでした。
オイルコンにしませんから、電解コンデンサの状態で音が決まります。
このアンプの電解コンはよい状態でした。
オリジナルに近いといっても、ほぼすべての部品を交換するオーバーホールはしてあります。
アウトプットトランスは、業務用でしたので、2次が数100Ωでした。
16Ω用に換えてあります。
電源トランスも、元々は240V用でしたが、他のTL/12plusで、240Vトランスを必要とした際、交換したため、今は110V用になっています。
プリアンプは大改造でした。
もともとは、EF86 1本のマイク用のプリアンプで、部品を入れ替えて、LP用のイコライザーアンプにするつもりでした。
セレクタはありませんでした。
ロータリースイッチを購入しましたが、大きすぎて入りません。
ここで、部品取り用のリークプリアンプから取ったロータリースイッチを利用すれば、簡単であることに気づきました。
CRはすでについています。穴あけをして、側面に取り付けました。
いらない部品を取り去り、必要な部品を取り付け、あとは配線だけになったとき、ほかの仕事が入ってしまい、中断しました。
私のような性格ですと、中断は未完を意味します。
頭を元に戻すのが億劫なのです。


今回は、お客さんが待っておられるので、そうもいきません。
しかしながら、やらなくてはと思いながら、2週間が過ぎてしまいました。
やり始めれば一日で済む仕事です。やり始めるのが難しい。
それでも、自らに鞭打ち、ようやく仕上げました。
EF86 1本ですから、トーンコントロールはありません。
RIAAのほかにも、いくつかの古いレコード用のカーブが選べます。
CD用に、入力ボリュームもつけました。
トーンコントロール以外は、Leakのポイントワンプリアンプと同じです。
簡単にできるとの当初の予想は、外れました。
小さいプリアンプですから、どこに増設の部品をつけるかだけでも、時間がかかりました。
聴いてみてください。
LPです。
CDです。
カバーつきです。

2013年04月19日
Quad真空管アンプ LP

Quad真空管アンプでレコードを鳴らします。
ちょっと遊んで、スピーカはダンボール箱に入れたGoodmans Axiette8(8" 20cm)です。
CDでも鳴らしてみました。
ついでに、ジェンセンも聴いてみてください。
Alnicoマグネットの12”(30cm)フルレンジです。
米国と英国の違いも面白いです。米国はあくまで明るく、英国は沈んだ感じが私にはします。
好みでしょうが、私は英国の音が好きです。
何度も言うようですが、Quad真空管アンプを購入すれば、このような音が出るわけではありません。
オーバーホールしているからこのような音が出るのです。
Leakのときのように、今度はQuadの価格がEbayで急騰してしまうなどという馬鹿馬鹿しいことが起こらなければいいと思っています。
Quadは日本人になじみ深いといっても、聴いたことが無い人もたくさんいるでしょうから、念のためおことわりしておきます。
Leakでびっくりしましたので。老婆心からのご注意です。

2013年04月11日
Quad真空管アンプのオーバーホール
かねてより、どうにかしてQuadの真空管アンプを良い音で聴きたいと思っておりました。
どうにか好みに近い音で鳴るようになりましたので紹介します。
トランス以外のほとんどの部品は交換してあります。
私の目指す音は、太い音であること、情緒感のある音であること、この2点です。
Leakには負けるかもしませんが、かなりの音になっていると思います。
これなら私も聴くことができます。
YouTubeにアップしましたので、お聴きください。
この前のブログでもご紹介しましたように、パソコン付属のスピーカーではなく、最低でも1000円程度のイアフォンでお聴きください。
画面上のボリュームをコントロールすることもお忘れなく。
機器の構成は、
Meridian 207 CD player
2x Quad valve pre-amplifiers
2x Quad valve power amplifiers
2x Quad valve pre-amplifiers
2x Quad valve power amplifiers
Wharfedale Sand Filled Speakers
Quadの真空管アンプは、Leakに比べて日本人には馴染み深いものです。
Quadで、このような音は通常出ないとお分かりの方も多いはずです。
私がYouTubeで音を聴いていただいてから、Leakの値段が跳ね上がってしまいました。
Leakのアンプを買えば、私の出している音が出ると思われたのでしょう。
購入された方はお分かりのように、手直ししない限り私のような音は出ないのです。
Quadで私の好みの音を出せば、いかに手直しが大切であるか、直す人によって音がどれだけ変わるかを、理解していただけるのではないかと思いました。
以上がオーバーホールしたQuadを紹介した理由です。
古い真空管アンプは、部品を交換して初めて、真価を発揮します。
どんな部品を使うかは、個々の好みで決まります。
部品交換が出来る人は、人まねをするのではなく、自らの耳を信じて、自分の好みの音を目指してください。
部品交換が出来る人にとって、そこにこそオーディオの楽しさがあると思うのですが。
大切なことは、このブログに書いてきたつもりです。
このブログは、修理を始めて6年間の、私の気づきの歴史でもあります。
最初からわかっていたことではありません。
すべてが、音をききながらのTrial and Error(試行錯誤)から導き出されたことです。
2013年04月08日
YouTubeでよい音を聴くために
YouTubeに載せたGTKaudioの音を友人がパソコンで聴いて、ガーガーといってうるさくて聴いてられないと評しました。
ああ、音量の調節をしていないんだな。
それに、パソコンによっても違うのでしょうが、付属のスピーカでは、あまりよい音は期待できません。
私は、コンビニで購入したステレオイアホンを使っています。
千円ほどでした。
案外よい音がします。
件の友人のところを訪ねたとき、みやげにそのイアホンを持って行きました。
良い音だなと言わせたかったのです。
ノートパソコンでした。
イアホンにして、音量を調節します。
これなら大丈夫だろうと、友人に聴いてもらいました。
「うん、良い音だ」と友人。
イアホンを使い、音量を調節するだけで、かなりの音で鳴るはずです。
音量は、パソコンの音量調節ではなく、YouTubeの画面上の音量調節ででやってください。その音量は、次にYouTubeで再生するときにも反映されます。
次の曲がよい音でなれば、大丈夫です。
千円ほどで安いですから、うまく鳴らないときはお試しください。