2012年07月

2012年07月27日

16mmプロジェクター用スピーカー

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16mmプロジェクター用スピーカーには驚かされました。
 
アルニコ磁石のついたGoodmansのスピーカーは、良い音がするとわかっていました。
 
ただ、ユニットを作っていた会社のせいか手ごろな箱がありませんでした。
 
ユニットは30cmですから、かなり大きな箱が必要だろうと思っていたのです。
 
 
 
たまたま手に入った16mmプロジェクター用の箱にGoodmansを入れて聴いてみたのです。
 
30cmユニットがようやく入るぐらいの箱なのに、すばらしい音で鳴ってくれます。
 
その時の様子は次のブログに書きました。
 
 
 
 
この音を聴き、何なのだろうと思ってしまいました。
 
通常スピーカーを自作する時、箱の大きさを考えて、8インチ(20cm)ほどのユニットで作ることを考えます。
 
30cmのユニットでは、箱が大きすぎて邪魔になると考えてしまいます。
 
ところが8インチでも小さすぎるあのような小さな箱で、余裕の音が出てくるのだから不思議です。
 
 
 
小さな口径のスピーカーから出る音とは、比較になりません。
 
米国製のプロジェクター用の箱では、同じメーカーにもかかわらず、このような音は出ないのです。
 
英国スピーカーの箱作りにおいて、どのような音を出せば、人は心地よいと感じるかのノウハウは、すごいものがあると思いました。
 
 
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この箱の大きさは、縦40.5cm、横43cm、奥行き21cmです。通常はスリットの入った裏蓋がつくのですが、写真の裏蓋は、スリットがありませんので、後面開放にしています。
 
この箱に出会って以来、箱を自作する意欲をなくしているのですが、いつか作ってみる気持ちになるかもしれません。
 
その時は、これくらいの小さな箱でやってみます。
 
日本で同じ寸法で造っても良い音が出ないという話を聞くと、木自体が違うのかもと考えてしまいますが。
 
 
 
とにかく、この箱に触るとぶるぶると震えています。
 
楽器のようなものでしょうか。
 
 
 
3結のプリアンプ、お客様が持っていかれて以来、店で聴けなくなっていましたが、Point One Plusを整備して、ようやく聴くことができるようになりました。
 
私は5結よりも3結が好きですが、お客様のほとんどは、5結を好まれます。
 
YouTubeの映像でお分かりになると思いますが、上2台でステレオにしています。
 
残念ながら、上から2番目はランプが切れています。
 
簡単に直るものですが、面倒くさがりのため、切れたままになってしまいました。
 
ご容赦を。
 
YouTubeです。
 
 
初めて見られた方に断っておきます。Leakだからこのような音が出るのではありません。Leakというよい素材を使って、オーバーホールしているから、このような音が出るのです。
 
詳しくは、この前のブログをお読みください。


gtkaudio at 20:49|PermalinkComments(0)オーディオ 

2012年07月22日

Leakアンプのオーバーホール

 前回のブログで、TannoyとGoodmansの音を比較されて、どちらが好みでしたか。
 
私はGoodmansですが。
 
 
 
次は、老婆心からのお話です。
 
Ebayの取引で、Leakアンプの値段が急上昇してしまいました。
 
たまたまかもしれませんが、私がYouTubeに載せて以降の症状です。
 
私のせいでないことを祈りますが、次のことをご確認ください。
 
 
 
通常Leakのアンプを購入して、私の出しているような太い音は出ません。
 
オリジナルを留めているアンプなら、細い音が出るはずです。
 
音自体は私もオリジナルを聴いていた時期もありますので、わかりますが、細くかわいらしい音がします。
 
大変不安定なのには困りましたが。
 
 
 
もともとのLeakは、もちろんこのような音ではなかったはずです。
 
ほぼ50年が経過しているのです。部品が劣化しています。
 
20年以上前、私はどちらもオリジナルのマランツ7とマッキン75を持っていました。
 
他のアンプよりは良い音でしたから、その音に満足しておりました。
 
Leakのアンプの部品を交換して初めて、あのマランツやマッキンが、本来の能力を発揮していなかったことに気づきました。
 
あれだけ定評のあるアンプです。他のメーカーのアンプよりちょっと良いなどということがあるはずがありません。度肝を抜くほどの音が出なければなりません。
 
古い真空管アンプは、部品の交換が必須なのです。
 
 
 
ただし、かつて多くのオーディオショップで行われていたような、安いフィルムコンデンサを使った部品交換は最悪です。
 
きれいな音は出るかもしれませんが、真空管アンプの最も魅力に感じる部分が失われてしまいます。
 
動作は安定しますので、その音でいいのだというのでしたら、まったく問題はありませんが。
 
 
 
このブログで、真空管アンプを直す際のヒントは、何度も書いてきました。
 
もちろんこれこれの部品で交換したほうがよいなどとは書いてはいません。
 
それでも、大いに参考にはなると思います。
 
要は、アンプの音を決める心臓部分を射抜くことです。
 
他をいくらいじくっても、無駄です。
 
 
 
Leakのアンプは、良い音を出すためのよい素材とお考えください。
 
マッキンやマランツの真空管アンプも同様です。
 
たいした音の出ないマッキン、マランツの真空管アンプなど、ざらにあります。
 
 
 
私の店は、魅力的な音を追求することを一番に考えております。
 
ですから、外観を綺麗にするために、塗りなおす等のことはやっておりません。
 
私は、良い音さえ出ればよいのでは、と考えるほうです。
 
 
 
ただし、人の好みは千差万別です。
 
音は二の次で、名器と呼ばれる綺麗なアンプを所有したいと考えられる方もいらっしゃいます。
 
それはそれでその人の好みですから、私などが容喙するようなことがらではありません。
 
その人たちは、きれいな名機を求めることに努力すればよいのです。
 
 
 
私が対象としているのは、良い音を求めておられる方々です。
 
音が大事だと思われるなら、オーバーホールすることは、必須のことです。
 
懇意のお客様の中には、Leakのオーバーホールを40年近く続けて、ようやくいい音が出るようになったとおっしゃる方もおいでです。それでも音の良い部品を求めて、テストを繰り返しておられるのです。購入して無駄になる部品のほうが、実際に使える部品よりも多いということがお分かりになるでしょうか。
 
 
 
途方もない値段で取引されるLeakをみて、音を追及している方なら、がっかりするだろうなと、それもYouTubeに私が音を公開したことが原因だとしたらと、ちょっとした老婆心から、書いてみました。
 
 
 
 YouTubeに、二つの映像をアップしましたので、よろしかったら見てください。
 
 
 
確認のため、再度言います。
 
Leakだからこの様な音が出るのではありません。 Leakという良い素材を使って、オーバーホールしているから、このような音が出るのです。


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2012年07月12日

Ortofon SPU Gold

Ortofon用のプレーヤーが手に入りました。
 
なかなか良いものですが、台座が大変重たいので、移動させるのは厄介です。
 
久しぶりの重たい台座ですが、音の安定感があるのはなかなかいいもんだと感じました。
 
RMG309のLimitedバージョンのせいかもしれません。
 
RMG309は使用したことがありますが、Limitedは初めてです。
 
 
SPU Goldを鳴らしてみました。
 
以前所有していたときには、キンキンしてあまり好きではありませんでしたが、今回聴くと、それほどでもありません。
 
アンプとの兼ね合いなのでしょう。
 
YouTubeにアップしましたので、聴いてみて下さい。
 
 
Jazzで長いため、途中までです。
 
 
追加します。
 
Ortofon SPU Meister GMも聴いてみてください。
 
ハーモニカの演奏ですが、並みの演奏ではありません。
 
 
これも途中までです。
 
 
さらに追加です。
 
16mmプロジェクター用のスピーカーを2台使って、ステレオにしてみました。
 
ユニットは、Axiom150や300よりも古いタイプです。
 
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今回鳴らしたものは、箱に入れてしまいましたので、写真は、同種の別のスピーカーで代用します。
筐体の外観はまったく同じです。
 
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 写真のスピーカーは布ダンパーですが、今回鳴らしたものは蝶ダンパーです。さらに、ダストキャップがありません。これら2点以外は、まったく同じスピーカーに見えます。
 
大きくむき出しのアルニコマグネット、Wharfedaleの12インチと似た形です。
 
同じ筐体で、シングルコーンとダブルコーンがありますが、これはシングルコーンです。
 
ちなみにダブルコーンは、モノラルのDecca Decolaに使われたユニットです。
 
ダブルコーンは、手持ちが1本しかありませんので、シングルコーンで鳴らします。
 
 
 
映像中カレンダーが6月になっておりますが、撮影は7月17日の今日行いました。
 
機材の深い森に囲まれて、カレンダーまで到達するのが難しくなっております。
 
店のカレンダーは、引きちぎられることもなく、幸せモノです。
 
 
 
機器の構成および曲はこのページ最初に紹介したTannoyとまったく同じです。 
 
途中でやめずに、最後まで鳴らしました。
 
Tannoyと比較してみてください。
 
 
 
 
 


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