2011年08月

2011年08月25日

ホヤ

 
40年以上前、仙台で学生生活を始めたころのことである。

魚屋へ行ったとき、驚いたことがある。

炭火があって、そこで魚を焼いて売っているのである。

私の育ったところでは、魚屋は生魚か干し物しか売っていなかった。



大変珍しく感じたけれど、それ以上に驚いたことがある。

オレンジ色の異様な物体が積み上げてあった。

見るからに気持ちの悪く、2度と見たくないと思った。

食べ物とは思えなかった。

後からわかったが、これがホヤであった。



そのホヤをいつはじめて食べたのかは、覚えていない。

たぶん料理されたホヤを、それであるとは知らずにに食べていたのだと思う。

酢醤油で食べるホヤは、大変うまかった。

今や、食べ物の中でも、私の最も好きなもののひとつになっている。



そうなると、最初気持ちが悪いと思ったものに対する認識が変わる。

気持ち悪いどころか、買って帰って食べたくなるのである。

高いものではなかった。



仙台を離れ、サラリーマンをしていたころ、新宿の飲み屋でホヤを見つけた。

珍しさにうれしくなって、早速頼んで食べた。

ひどくまずいホヤだった。

当時は、新鮮なホヤを東京で食べることはできなかったのである。



私の職場であるGTKオーディオはビルの3階にある。

2階に文房具卸の仕事をしておられるご夫婦とは、仲良くしてもらっている。

奥さんは青森の人である。

帰省したお土産に、冷凍したホヤをいただいた。

生きたまま冷凍したものだそうで、なんとも美味である。




私の体にあっているのか、少し食べるだけで、ポパイのほうれん草のように元気になる。

食べて数時間すると、疲れていた体が、回復して行くのがわかり、気分が良くなるのだから不思議である。

食べ物って、このような作用がありますよね。

医食同源ですか。


gtkaudio at 05:03|PermalinkComments(0)友人列伝 

2011年08月17日

第17回真空管オーディオフェアー

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お客さんがいらしていた。去年真空管オーディオフェアーの出店の際、手伝ってくださった懇意のお客さんである。

ちょっと違うか。お客さんの方針に従って、私が手伝ったと言ったほうがよいのかもしれない。

私の適当さにイライラされたのか、私が叱られる場面もあった。

まあ、お客さんとはそんな間柄である。



3極管接続から5極管接続に変換したPoint Oneプリアンプを聴きに来てくださったのである。

ちょうどいい。ボリュームによる違いも聴いてもらった。

そのお客さんは、私より耳がよく(まあ私より耳の悪い人はあまりいませんが)、私にはわからない細かい点まで聴いて、貴重な意見をいってくださる。



さて聴いてもらった。

クラロスタットもどきの音が良いといわれていた。

前日初めて見えたお客さんが、このPoint Oneプリアンプを購入されることになったと話ししたら、

「この音なら買うわな」と仰いました。

前日のお客さんは、「より腰の据わった音の、どでかいボリュームのほうを選ばれた」とお話したら、それもわかるといっておられました。

印象は良かったようです。



そのお客さんには、今年も真空管オーディオフェアーの出店にご協力願わなければなりません。

やってくださるとはわかっておりましたが、出店の意図をお話しておかなければなりません。

次のような内容でした。

この1年間、Leakに合った部品を試してきて、音も良い方向で変わってきたと思う。GTKオーディオ、1年の成果を真空管オーディオフェアーに来られるかたがたに聴いてもらいたい。
 
そんな内容でした。

お客さんも納得されていました。



今年の真空管オーディオフェアーは出店社も多く、盛況のようです。

109,10日、ぜひ損保会館まで足をお運びいただき、真空管オーディオフェアーにご来場ください。

その際、GTKオーディオにお立ち寄りいただくこともお忘れなく。





gtkaudio at 18:05|PermalinkComments(0)オーディオ 

2011年08月13日

Point Oneプリアンプ

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Point Oneプリアンプがもう一台出てきて、全部で6台になった。

写真は4台ですが、あまり綺麗でないのがもう2台ある。
 
あと一台どこかにあるはずだけれど、6台あれば、いろいろとテストはできる。
 
すべてを5極管接続に変えた。
 
以前から考えていたボリュームによる音の違いを比較してみることにした。
 
2台ずつペアーにして、3種類のボリュームをつけてテストした。
 
 
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向かって左
 
LeakプリアンプについていたオリジナルMorganite100KΩ Aタイプ。
 
英国では、A,Bの区別ではなく、AをLOG(logarithm対数)とBをLIN(Linear直線)であらわします。
 
実感としてわかりやすい。
 
ですからこれはLOGです。
 
 
中央
 
何も書いていないので、メーカーはわかりません。
 
見た感じでは、クラロスッタットのようにも見えます。英国から購入。
 
250KΩ LOG
 
 
向かって右
 
ドデカイ作りで、業務用らしい。
 
Morganite製。100KΩ LIN
 
LINはオーディオ用には向かないといいますが、音さえよければ私には問題ないように思えます。
 
 
 
さて音を比較しました。
 
まあなんとボリュームが音に影響することか。こんなに変わるとは思いませんでした。
 
オリジナルが一番だろうと思っていましたが、まったく違いました。

他の2個のほうが良いのです。
 
オリジナルだけが中古のせいかもしれません。
 
中央のクラロスタットもどきが最もバランスのよい音がしました。
 
 
 
特記すべきは、ドデカイ業務用と思われるボリュームです。
 
圧倒するような低音に度肝を抜かれました。
 
腰が据わった音です。
 
高音は少し抑えられています。
 
 
 
かつてDeccaのシングルステレオアンプから出てくる低音に驚いたとき以来の驚きでした。
 
そのときは、ちゃちなDeccaからすごい低音が出ていました。
 
購入されたお客様も、驚かれていました。
 
ただし、次に購入した同じDeccaはこのような音は出ませんでした。
 
両方とも手放してしまったので、今となってはそのわけはわかりません。

ボリュームだったのかもしれません。
 
 
 
そのとき聴いた低音が、LeakのPoint Oneプリアンプから出てくるのです。
 
初めて鳴らしたとき、Wharfedaleのサンドバッフルが震えるように鳴りました。
 
 
 
オリジナルでないと、音が悪くなる経験はありましたが、よい方向でボリュームがこんなにも音に影響することを実感したのは初めてのことです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


gtkaudio at 19:14|PermalinkComments(0)オーディオ 

2011年08月10日

菅直人

 
反発覚悟で書きます。
 
私、管直人そんなに嫌いじゃありません。
 
よくあんなに悪者に徹することができるもんだと感心しております。
 
大体閣僚全員から嫌われている状態は、ホンマものなのでしょうか。
 
意外と、ほかの人たちには手出しができない悪者になって、政治的に乗り切ろうとしているのでは。
 
そのようにしようじゃないかと、閣僚たちと図っているなんてこと、ありませんかね。
 
ちょっとうがちすぎでしょうか。


gtkaudio at 04:34|PermalinkComments(0)欧米人 

2011年08月06日

Point One と VarislopeⅡプリアンプ

 
 
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画像下がVarislopeⅡ、上がPoint Oneプリアンプです。

VarislopeⅡプリアンプがほんの少しの部品交換で大変よい音になりました。

そうなると、このアンプの子分格にあたるPoint Oneプリアンプのことが気にかかってしょうがありません。

音が気に入らないのです。

このままでは、Point Oneプリアンプを売る気にもなりません。



とうとう決心しました。

今まではほとんど回路図どおりにオーバーホールをしてきましたが、ちょっと変更してやります。

Point OneVarislopeⅡの大きな違いは、トーンコントロール部分にVarislopeⅡはロータリースイッチ、Point Oneは通常のボリュームが使われていることです。

これは仕方がありません。値段の違いです。

以降のプリアンプでは全てボリュームが使われていますし、よい音で鳴っています。
 
ここの問題ではありません。
 
 

一番の違いは、ラインアンプ部にあります。

VarislopeⅡ5極管接続、Point One3極管接続です。

決心とはPoint One5極管接続に変えてやることです。



5極管接続のLeakプリアンプはたくさんありますから、それを参考にします。

まあ、うまくいかなくてもただストックしておくだけよりは良いというものです。

売れずに残ったものが5台もあるのですから。



やってみました。

以降のプリアンプのように簡単に部品交換はできません。

何しろ基板を取り出すには、ばらばらにしなければならないのです。

このプリアンプは音を良くしようと、何度も手を加えていましたので、分解の手順はわかっております。

ただし面倒であることに変わりはありません。

私は電気知識が乏しいものですから、専門知識を持った友人にこの変更が問題を起こすことはないかと伺いを立てて、まあ大丈夫とのお墨付きをもらいました。



音は?

すばらしい。VarislopeⅡに劣らぬ音がしました。

Leakは太い音が魅力です。このPoint One充分太いのです。



実は1週間ほど前には変更して、良い音だと思っていたのですが、私の駄耳ではおぼつかなく、誰かお客さんがいらしたら、聴いてもらって確認しようともくろんでいました。

どうも夏枯れというやつでしょうか、誰も来やしません。

しょうがありませんね、1週間聴いて、やっぱり良い音であると思ったということは良い音のはずです。

ブログに書いても早とちりにはならないだろうと、ここに書いた次第です。



gtkaudio at 20:26|PermalinkComments(0)オーディオ