2010年11月
2010年11月13日
Leak TL/12 plus
先日、新規のお客様が突然来店された。
電話してくれないと、いない時もあるのですと断って、試聴していただいた。
ちょうどWharfedaleをモノで鳴らしていた。
この頃は、ステレオでなくてもモノで充分と感じてしまっている。
その上、面倒なのでCDは片チャンネルで聴いている。
そのときもそうだった。
「いいですね」
「そうでしょう」
聞けば、真空管オーディオフェアーに来られたそうである。
ただし音は聴かなかったと云われる。
ただ、リークが出展されていたのを覚えていらしたとのことである。
ある懇意にしている店で、「一番良い音のするオーディオアンプは何ですか」と尋ねたら、「Leak」とその店主は答えたそうである。
その店には、Leakは置いていないのに、である。
まあ、正直な店主であることか。
それで、私の店を訪ねる気になったらしい。
2,3日して、再び来店され、TL/12 plusを購入されると仰った。
お持ちのトランジスタステレオプリアンプにつないで、結果が良ければ、次にもう1台TL/12 plusを購入し、ステレオで聴く。
駄目だったら、VarislopeⅢを買って、モノラルで聴くとのことである。
予算の範囲内でよく考えられている。
プリアンプにつなぐケーブルを、作ってほしいとのことである。
それぐらいはやりまする。
さて約束したとおり、プリアンプを持参して、購入された。
試聴の結果、お客様のプリアンプでは、VarislopeⅢに比較して良い音ではなかった。
まあ、当然である。
VarislopeⅢを聴かなければ、良い音に感じられるはずだが、比較したら駄目だ。
あまりに明確だった。
今度の給料で、VarislopeⅢを購入してくださるとのこと。
その間聴けないのもつらい話である。
VarislopeⅢを、それまでお貸しすることにした。
お若い方なので、お年を伺うと、34歳だそうである。
何ともうらやましい。
私が34歳の頃は、雑誌に書いてある機器をいろいろ買って、満足できずにいた。
60歳を越えた年になって、Leakをオーバーホールといっていいほど部品を換え、ようやくこの音にたどり着いたのである。
それを34歳で聴けるのだ。
幸運ではない、そのお客様の勘が良いのである。
まあ、こう考えることにする。
私自身、トライアンドエラーで、徐々に良くなってゆく音を楽しむことが出来たのだから、良しとしなければならない。
2010年11月09日
Wharfedale ワーフデール ユニット2
もうひとつのワーフデールユニットが届きました。
CS/ALと云っても作られた時代により、様々な形態があります。
モノラルの時代ですから、二つ揃うことはまれです。
二つ前のブログと比較していただければ分かりますが、今回来たユニットはコーン紙の色が若干違うだけで、同じ時代のものです。
11/64とコーン紙に書かれてありますから、1964年11月製造です。
以前のユニットは4/64ですから、1964年4月製造。
同年製造ですから同じ形態のようです。
これでステレオが聴けます。
ただ、片付けて自宅にある箱を持ってこなくてはなりません。
お客様から、TL/50のオーバーホールを依頼されていますので、早くても来週末になります。
コーン紙も綺麗。

17,000LINES

全体の状態もGood

蝶ダンパー

Wharfedaleの音に嵌まってしまいました。