2010年07月
2010年07月21日
カルデラ湖
自転車で店に来る。
来る時間が1日のうち一番暑いときだから、汗まみれである。
クーラーをつけて、涼しくなるのをじっと待つ。
熱気のこもった部屋は、なかなか涼しくならない。
待っていても仕方が無いので、正座して、顔をうつむけ仕事にかかる。
ポトリ、汗が落ちる。
顔は充分に拭いたのに。
もう一度拭く。
再び顔を俯けて、仕事を始める。
しばらくすると、ポトリ。
う、不可解。
かつてこんなことは無かった筈だが。
仕方が無い、考え始める。
しばらくして。
ユリイカ!!!
イカの新種ではない。
私の到達した結論は、こうである。
かつて、私の頭には、髪の毛が密集し、その1本1本が太かった。
つむじのあたりの髪から徐々に細くなり、本数も減っていった。
現在頭頂部の髪はかすかに産毛が確認できる程度になっている。
その直径はおよそ15cmになってしまった。
つまり、河童である。
かつて頭から吹き出た汗は、太く密集した髪の毛にまとわりつき、流れ落ちるのに時間がかかった。
すなわち、保水力があったのである。
今は無い。
出た汗はすぐにまとまり、岩場と化した15cmの円を滑り落ちる。
周りの森もかつての密林ではなく、その流れを押しとどめることが出来ない。
森の保水力は重要である。
私は、この結論に満足した。
対策。
カルデラ湖のように汗をたたえた頭頂部を拭き、タオルを鉢巻にする。
解決。