2009年09月
2009年09月29日
国際 ステレオ レコード コンサート
コンサートにはLeakのアンプが使用され、その音の良さから、名古屋に多くのリークファンがいまだに存在する原因を作ったコンサートです。
このコンサートは、世界中の多くの音楽家に知れ渡り、感動と賞賛をもって受け入れられていたようです。
写真のように、フルトベングラーやブルーノワルターから送られた手紙も紹介されています。
コンサートを40年以上にわたって運営されたかたがたの苦労を考えると、人間の行動は自らの利益のためにだけするとは限らないことがよく分かります。
2009年09月17日
Leak Point One Stereo その2
Leak Point One Stereoに使われていた、より低い耐圧のオイルコンは、売られているのを見たことがありません。
現在売られているオイルコンは、40-50年前に作られたものです。
金属シールドのオイルコンはほとんどが軍で使用されていました。
オーディオ用に使うには、高価すぎたのです。
ですから、Leak Varislope Stereoに、金属シールドのオイルコンがふんだんに使われているのは、大変珍しいのです。
私は、英国におけるLeakの人気はこのオイルコンによるところがかなりの部分を占めていると思っております。
ネットに時々出てくる金属シールドのオイルコンは、おそらく軍からの放出品です。
たぶん軍では、200V等の低い耐圧のオイルコンは使っていなかったのではないかと思われます。
あるいは、オイルコンでも耐圧の低いものは、あまり売れませんから、あえて売ろうとする人がいないのかもしれません。
どちらにしても、低い耐圧のオイルコンはほとんど手に入りません。
現在売られているオイルコンは、40-50年前に作られたものです。
金属シールドのオイルコンはほとんどが軍で使用されていました。
オーディオ用に使うには、高価すぎたのです。
ですから、Leak Varislope Stereoに、金属シールドのオイルコンがふんだんに使われているのは、大変珍しいのです。
私は、英国におけるLeakの人気はこのオイルコンによるところがかなりの部分を占めていると思っております。
ネットに時々出てくる金属シールドのオイルコンは、おそらく軍からの放出品です。
たぶん軍では、200V等の低い耐圧のオイルコンは使っていなかったのではないかと思われます。
あるいは、オイルコンでも耐圧の低いものは、あまり売れませんから、あえて売ろうとする人がいないのかもしれません。
どちらにしても、低い耐圧のオイルコンはほとんど手に入りません。
2009年09月15日
Leak Point One Stereo
名古屋には、Leakのファンが多い。
理由があるらしい。
名古屋のお客様と話していると、何人ものお客様が、若い頃聴いたレコードコンサートの音のすばらしさを、熱心に語られる。
そのコンサートに使われていたアンプが、Leak Point One StereoとStereo50であったそうなのです。
私のように、50歳を過ぎてから、Leakの音の良さに感動した者とは異なり、20歳前の瑞瑞しい感性を備えた若者の感動は強烈なものだったらしく、語られる言葉自体に熱がこもり、聞いている私でさえさぞかし音が良かったのだろうと想像できるほどでした。
ただ、私には疑問が残りました。
私がコンデンサーを交換したオリジナルのPoint One Stereoは全て、オイルコンは使われていませんでした。
モールドタイプの小さな黒いHuntsのコンデンサーが使用され、絶縁抵抗を測定してみると、2,000MΩ以上あります。
2,000MΩ以上あれば良いようなものですが、40年以上経過したモールドタイプのオイルコンは通常こんな値を示しません。
せいぜい10MΩあればよいくらいです。
それに私が聴いた限りでは、音が良くありません。
Varislope Stereoのシャーシは奥行きがあり、手持ちのオリジナルで使われていたものと同じオイルコンがぴたりと収まるスペースがあります。
Point One Stereoにはそれだけのスペースはなく、そのオイルコンで交換する場合、ラグの上に浮かせて配線するしかありませんでした。
ですから、オイルコンでないコンデンサーでどうしてあのように人を感動させる音が出たのか不思議でした。
オイルコンでなくても、その様な音で鳴ったPoint One Stereoが存在したのかと不思議に思っておりました。
名古屋のお客様で、このごろよく電話でお話しする方に、そこのところをお尋ねしました。
「Point One Stereoはオイルコンが使われていませんよね」
「私の持っている59年製のPoint One Stereoにはオイルコンが使われています。もちろん、もう駄目になっていますから、別のオイルコンに換えていますけど」
「だけど、Point Oneのスペースには、お買い上げいただいたVarislope Stereoの0.1uF 350Vのオイルコンは入らないでしょう」
「同じ金属シールドで形も同じだけど、もっと低い耐圧の小さなオイルコンが入っていたのです」
「ああ、そうか、そんなオイルコンを使っていたんですか」 「そういえば、59年製のPoint One Stereoは音が良いと仰っていましたね。以前は信じられませんでしたけど、ようやく分かったような気がします」
「あのレコードコンサートで使われていたPoint One Stereoもオイルコンが使われていた特別なやつだったんです」
「なるほど」
よく分かりました。オイルコンが使われていたPoint One Stereoが存在していたのです。
ここからは私の勘繰りです。
1958年に発売されたLeak Point One Stereoは、音が良いと定評が出来るまで、オイルコンが使われていた。
発売された当初は、盛んに聴き比べが行われ、そこでよい評価を得ることがオーディオメーカーにとって最重要課題なのです。
定評が出来れば、安い部品を使い、その評判の上に乗って利益を得ようとする。
さらに1960年、Varislope Stereoが発売されます。価格はより高い。
新製品ですから、売らなければならない。
Varislope Stereoは、その後ずっとオイルコンが使われていきます。
当然Point One Stereoとの音の比較が行われる。
安価なPoint Oneのほうが音が良いのでは、まずい。
オイルコンの使われたVarislope Stereoとオイルコンの使われていないPoint One Stereoを比較すれば、当然Varislope Stereoのほうが音が良い。
安いPoint Oneにするか、音の良いVarislopeにするかの選択になります。
Varislopeは、音の良いことで評判(この評判は、オイルコンを使ったPoint Oneが作り上げた)のPoint Oneより音がよいのです。
これで、Varislopeも売れます。
勘繰れば、商売の戦略として行われていたように思われます。
Leakよ、お前もかと、残念な気持ちがします。
私の邪推にすぎないならば、うれしいのですが。
理由があるらしい。
名古屋のお客様と話していると、何人ものお客様が、若い頃聴いたレコードコンサートの音のすばらしさを、熱心に語られる。
そのコンサートに使われていたアンプが、Leak Point One StereoとStereo50であったそうなのです。
私のように、50歳を過ぎてから、Leakの音の良さに感動した者とは異なり、20歳前の瑞瑞しい感性を備えた若者の感動は強烈なものだったらしく、語られる言葉自体に熱がこもり、聞いている私でさえさぞかし音が良かったのだろうと想像できるほどでした。
ただ、私には疑問が残りました。
私がコンデンサーを交換したオリジナルのPoint One Stereoは全て、オイルコンは使われていませんでした。
モールドタイプの小さな黒いHuntsのコンデンサーが使用され、絶縁抵抗を測定してみると、2,000MΩ以上あります。
2,000MΩ以上あれば良いようなものですが、40年以上経過したモールドタイプのオイルコンは通常こんな値を示しません。
せいぜい10MΩあればよいくらいです。
それに私が聴いた限りでは、音が良くありません。
Varislope Stereoのシャーシは奥行きがあり、手持ちのオリジナルで使われていたものと同じオイルコンがぴたりと収まるスペースがあります。
Point One Stereoにはそれだけのスペースはなく、そのオイルコンで交換する場合、ラグの上に浮かせて配線するしかありませんでした。
ですから、オイルコンでないコンデンサーでどうしてあのように人を感動させる音が出たのか不思議でした。
オイルコンでなくても、その様な音で鳴ったPoint One Stereoが存在したのかと不思議に思っておりました。
名古屋のお客様で、このごろよく電話でお話しする方に、そこのところをお尋ねしました。
「Point One Stereoはオイルコンが使われていませんよね」
「私の持っている59年製のPoint One Stereoにはオイルコンが使われています。もちろん、もう駄目になっていますから、別のオイルコンに換えていますけど」
「だけど、Point Oneのスペースには、お買い上げいただいたVarislope Stereoの0.1uF 350Vのオイルコンは入らないでしょう」
「同じ金属シールドで形も同じだけど、もっと低い耐圧の小さなオイルコンが入っていたのです」
「ああ、そうか、そんなオイルコンを使っていたんですか」 「そういえば、59年製のPoint One Stereoは音が良いと仰っていましたね。以前は信じられませんでしたけど、ようやく分かったような気がします」
「あのレコードコンサートで使われていたPoint One Stereoもオイルコンが使われていた特別なやつだったんです」
「なるほど」
よく分かりました。オイルコンが使われていたPoint One Stereoが存在していたのです。
ここからは私の勘繰りです。
1958年に発売されたLeak Point One Stereoは、音が良いと定評が出来るまで、オイルコンが使われていた。
発売された当初は、盛んに聴き比べが行われ、そこでよい評価を得ることがオーディオメーカーにとって最重要課題なのです。
定評が出来れば、安い部品を使い、その評判の上に乗って利益を得ようとする。
さらに1960年、Varislope Stereoが発売されます。価格はより高い。
新製品ですから、売らなければならない。
Varislope Stereoは、その後ずっとオイルコンが使われていきます。
当然Point One Stereoとの音の比較が行われる。
安価なPoint Oneのほうが音が良いのでは、まずい。
オイルコンの使われたVarislope Stereoとオイルコンの使われていないPoint One Stereoを比較すれば、当然Varislope Stereoのほうが音が良い。
安いPoint Oneにするか、音の良いVarislopeにするかの選択になります。
Varislopeは、音の良いことで評判(この評判は、オイルコンを使ったPoint Oneが作り上げた)のPoint Oneより音がよいのです。
これで、Varislopeも売れます。
勘繰れば、商売の戦略として行われていたように思われます。
Leakよ、お前もかと、残念な気持ちがします。
私の邪推にすぎないならば、うれしいのですが。
2009年09月06日
飯炊き その3
今食べている米には、蛆がかなりわいている。
米びつの中に、しこたまにんにくを入れているのだが、何の効果もない。
どうも、買ってきた10Kの袋に入っていた時からわいていたようである。
あるいは、袋に入っていた時は、卵の状態であったのかもしれない。
2合ずつ炊くようにしているが、米を洗うと多い時は10匹以上、少なくとも5,6匹が水に浮かんでくる。
気にしないようにしている。
人間、自分に大丈夫だと言い聞かせれば、ほとんどのことは大丈夫なものである。
それに、もう慣れてしまった。
特筆すべきは、この米、今までに味わったことがないくらい旨いのである。
虫がつくくらいの米のほうが、旨いというのは本当です。
米びつの中に、しこたまにんにくを入れているのだが、何の効果もない。
どうも、買ってきた10Kの袋に入っていた時からわいていたようである。
あるいは、袋に入っていた時は、卵の状態であったのかもしれない。
2合ずつ炊くようにしているが、米を洗うと多い時は10匹以上、少なくとも5,6匹が水に浮かんでくる。
気にしないようにしている。
人間、自分に大丈夫だと言い聞かせれば、ほとんどのことは大丈夫なものである。
それに、もう慣れてしまった。
特筆すべきは、この米、今までに味わったことがないくらい旨いのである。
虫がつくくらいの米のほうが、旨いというのは本当です。
2009年09月03日
Quad 2種類のQCⅡ
お客様の2台のQC兇里Δ繊1台のフロントパネルに傷があり、Leakでも修理をさせていただいた大切なお客様でありましたので、手持ちのフロントパネルの状態の良いものに取り替えて差し上げることにいたしました。
交換が終わったあとで気づきました。
フロントパネルの表示が少し異なるのです。
塗りの色が少し違っていることは交換する前から分かっておりました。
お客様のQC兇篭篆Г房禊涯眇Гかった、シャンペンゴールドです。
手持ちのものは、銀色が強く出ています。
経年による違いだと思っておりました。
そうではありませんでした。
レコード再生ボタンの表示が全く異なっています。
写真で比較してください。
画像を左クリックすると、拡大した詳細を見ることが出来ます。
音は変わらないように感じます。
Quadは他社と異なり、基本デザインを変えることなく、同じもので勝負してきた見事な会社であると思ってきました。
ただし、ほとんど気づかないところで、マイナーチェンジは行われていたのですね。
私だけが知らない周知の事実かもしれませんが、ご存じない方もいらっしゃるかと思い、あえて書きました。