2008年07月

2008年07月28日

Garrard 301、ホイールバランスの穴の数

今回もYahooにGarrard 301を出品する際、プラッターのホイールバランスの穴の数について書きました。

書かなければ、必ずといってよいほど質問欄に問い合わせがあります。

これについて書くたびに、音にかかわりのないことをなぜ書かなくてはならないのかと、馬鹿らしい気分になります。

私の耳では、この穴の数と音の違いを関連付けることが出来ないのです。

この穴が5個あったら、音が悪くなるのですかね。



Garrardという会社は、ホイールバランスの穴が多くなって、音が悪いと分かっていながら平気な顔で出荷したというのでしょうか。

まったくもって馬鹿らしい。



海外のオークションで、この穴の数が話題に上るのを見たことがありません。

そのうち日本人が質問するようになるかもしれませんが。

Garrard 301のホイールバランスの穴の数は、ほとんどが1個か2個です。

私の在庫している4台の301も全て1,2個の穴が開いています。

多くの穴の開いたプラッターをお持ちの方は、レア-な301をお持ちなのです。

その301、良い音で鳴っているはずです。



これも日本のオーディオ界の迷信に思えてなりません。

gtkaudio at 02:55|PermalinkComments(0)オーディオ 

2008年07月09日

Decca ffss MONO 楕円針カートリッジ

イメージ 1

イメージ 2

大変珍しい楕円針のモノラルカートリッジが手に入りましたので、公開いたします。


Decca ffssカートリッジは10年近くにわたり数多く購入いたしましたが、楕円針のモノラルカートリッジを見ることはありませんでした。

このカートリッジを手にすることはないだろうとあきらめていました。


レアなものです、ブログに写真を載せておきます。


前面に書かれたLPが特徴でしょうか。

コードEXは、楕円針のモノラルを表します。


コードについて詳しくは、以前のブログをご参照ください。

http://blogs.yahoo.co.jp/gakuyujp/50208913.html

gtkaudio at 20:12|PermalinkComments(0)オーディオ 

2008年07月04日

サービス精神

東京下町育ちの人間は、どうもサービス精神が旺盛のようです。

高校時代からの友人などは、緊張した場面でも、一言言って、その場を和ませようとします。

良いことなんですが、度が過ぎることがあります。



彼はC型肝炎で、インターフェロンの治療を受けていました。

通院治療です。

副作用のせいで、貧血がひどく、気絶してしまったこともあったそうです。



通院当日、副作用で、息も絶え絶えふらふらになって病院にたどり着きました。

血の気の失せた顔を見た看護婦(看護師という言葉は嫌いです)さんが、驚いて体を支えながら、

「__さん、顔が真っ白よ」

黙って介助して貰えばいいものを、友人サービス精神を発揮してしまうのです。

「美白ブームだからね」

困ったものです。黙ってされるままにしていてくれ。



ふらふらしているのを見た看護婦さん、トイレに行くのを心配して、

「車椅子で連れて行ってあげるから」

「大丈夫」

「本当に大丈夫ですか」

「スキップを踏むほどじゃないけどね」

病人にこんなこと言われたら、看護婦さんどうしたって笑ってしまいます。

奴のサービス精神にも、困ったものです。



次は、落語家だかの話だったと思うのですが、不確かです。

ただ、下町育ちの人間のにおいがします。

臨終のときの話です。


今日は危ないというので、多くの人たちが心配して集まってきます。

みんなが布団の周りから、もうだめかとその人を注視していました。

この人、この場の状況から早く死ななければと思ってしまったのでしょう。

泣きそうな声で、「死ねねえじゃねえか」と言ったそうです。

こんなこと言われたら、不謹慎にも笑ってしまいますよね。

笑ったことで居づらい気分にさせるのですから、罪作りです。



あの友人も危ない。

私は、奴が死にそうになったら、口に猿轡をかますつもりです。

何を言い出すかわかったもんじゃない。

gtkaudio at 16:01|PermalinkComments(0)友人列伝 

Leak TL/50 モノラルアンプ その2

Leak TL/50 モノラルアンプ2台は、すでに注文されたお客様のお手元にあります。


Mullard Mustardも交換することなく、そのままお送りしました。

お客様は、ご自分でコンデンサーの交換を手持ちのオイルコンでされるそうです。


私よりも年季が入っていらっしゃるようで、信号系のオイルコンを交換されるだけではなく、電解コンもオイルコンで交換されるとのことでした。

私は、電解コンをオイルコンに換えるなどやったことがありません。

電解コンを換えてもあまり変化は期待できないと思っておりました。


違うそうです。カップリングコンほどではなくても、まったく音が異なるそうです。

お客様は、Leak TL/25で試されて、自信を持っておられるようでした。


Leakのこのシリーズでは、32uF+32uFや16uF+16uFのブロックコンデンサー(電解コン)が使われておりますが、それを全てオイルコンに交換されておられるとのことです。

オイルコンは8uF 600Vでも大変大きくなります。

当然シャーシには入りませんので、シャーシを浮かせ、その下に8uF 600Vをずらっと並べて配線されているのです。


まあ、一度配線しますと、容易に動かすことは出来ませんが、趣味の世界です、良い音さえ出れば、何でもありとお考えのようです。

私もいろいろ試してみるほうですが、これだけ徹底されていらっしゃる方との出会いに、感動いたしました。


実物を手にとられて、写真よりも状態は良いと、喜んでおられました。

売り手冥利に尽きます。

gtkaudio at 00:43|PermalinkComments(0)オーディオ