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2017年09月14日

ダルトン トランボ


この頃、ダルトン トランボという米国の脚本家にとらわれてしまっている。

ハリウッドで活躍した映画の脚本家である。

その生き方に、目を見張る。

自由の国アメリカで吹き荒れた赤狩りのため、1947年から10年以上にわたってハリウッドを追放される。

その間1年間収監され、以降表立って仕事をすることができなかった。



どうしたか。

生き延びるために、闇で、B級映画の脚本を書いたのである。

さらに、ハリウッドでは仕事ができないため、仲間の名前を借りて、「ローマの休日」の脚本を書く。

1953年、アカデミー賞を受賞するが、当事者以外、誰もトランボが書いたものだとは思わない。


B級映画製作会社に、偽名を使い、「黒い牡牛」の脚本を売る。

1956年、これもアカデミー賞を獲得する。

偽名であるから、授賞式には誰も現れない。


この頃になって、「黒い牡牛」の脚本は、トランボが書いたものではないかとうわさされるようになる。

しかし本人は肯定しない。

1960年、「スパルタカス」「栄光への脱出」の2本のハリウッド映画から、脚本トランボと公表される。

ハリウッドが認めざるを得なかったのである。

自らの力で風穴を開けたことになる。

以降、脚本家、監督として次の作品にかかわる。

「いそしぎ」
「ジョニーは戦場に行った」
「パピヨン」
「ダラスの熱い日」



「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」の映画と、原作を読んだ。

映画は面白い。

原作も、飽きることがなかった。

周囲の冷たい目を向こうに回して、このような生き方もできるものか。

まあ、ただ者ではない。



gtkaudio at 07:03│Comments(0)欧米人 

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