2013年08月17日
極私的解釈 地上の星 中島みゆき
中島みゆきの歌詞がいい。
特に人生の応援歌がいい。
若者への応援歌がファイトである。
それに対して、大人たちへの応援歌が、地上の星にあたる。
わかりやすい歌詞ですが、楽曲のすばらしさに気をとられていると、歌詞は見逃すこともよくあります。
僭越ながら、地上の星の極私的解釈をして見ます。間違っているかもしれません。そのときはご容赦を。
さて、解釈します。
風の中のすばる
砂の中の銀河
草原のペガサス
街角のビーナス
崖の上のジュピター
水底のシリウス
これらすべてが地上の星です。
この星たちに続いて、必ず次の歌詞が入ります。
みんなどこへ行った見送られることもなく(見守られることもなく)
地上にある星を誰も覚えていない
人は空ばかり見てる
プロジェクトXから考えると、地上の星は、名もない研究者、技術者、職人の喩(たとえ)です。
未知のものに、自らの創造力をふりしぼり、果敢に挑戦した研究者、技術者、職人たちのことをあらわしています。
この人たち、空に輝く星のような脚光を浴びることはなく、地上で光り輝いている。
地上にあるために誰もその光に気づかない。
人々が見つめるのは空の星(有名な人たち)だけである。
ですから歌詞は、
つばめよ高い空から教えてよ地上の星を
つばめよ地上の星は今何処にあるのだろう
と続きます。
プロジェクトXは地上の星を見つけるつばめになろうとしたのです。
私などは、中島みゆきのやさしさを感じてしまいます。
まさに名も無き人々への応援歌です。
確かに、生涯努力して、それだけの成果を残しながら、脚光を浴びることなく、静かに去っていった人々(地上の星)は少なからずいたはずです。
その人たちを、中島みゆき、優しい目で見つめています。
さらに、ちゃちな表現力と世渡りのうまさのみで、有名になった偽者(にせもの)を信奉する人たちを一刺しします。
名だたるものを追って輝くものを追って
人は氷ばかり掴む
ここで氷とは、偽の光を発しながら、掴むと融けてしまって何も残らない物の喩です。
すなわち、くだらないものです。
人々は、有名な偽者を信じて、名もない真の人を無視するということをあらわしています。
まあ、良くあることです。
ほら、名だたるオーディオ評論家の言葉を信じて、氷を掴んだ経験のあるオーディオマニアも多いはずです。
それと似たようなものです。
中島みゆき、良くぞ言ってくれた。
いま、地上の星をYouTubeにアップしていますが、1時間ぐらいかかるそうです。
後で、リンク先を書きます。
アップしました、リンク先です。
今回は音ではなく、言葉を聴いてください。
gtkaudio at 21:31│Comments(0)│オーディオ








