2013年06月10日
インダス文明 陶器
静岡の友人が久しぶりに東京に出てきた。
仕事関係の研修(慰安)旅行だそうだ。
会えるのは夜10時ごろになると連絡が入る。
ホテルまで迎えに行って、喫茶店ででも話をする。
千代田区にあるホテルだというから、10分ほどで着くと思った。
地理音痴の私でも、どうにかなると思っていたのがいけなかった。
迷ったのである。
30分ほどホテルの前で待たせてしまった。
まあ、私の性格はわかっているので、無事ついただけで儲けものと思ってくれているようだ。
文句などは言わなかった。
ファミレスで話をした。
土産をくれるという。
木箱に入った陶器だった。
インダス文明のころの陶器だそうだ。
今から4000年前のもの。
本物だって。
おいおい、たけえんだろう。
そうでもない1万円ぐらいだとのこと。
それぐらいなら、もらっても苦にならない。
それにしても4000年とは恐れ入る。
店にでも飾っておこう。

4000年前の人がこれを使って飲み食いしていたんだよね。
造形的センスのないわたしでも、感じるものはある。
さて箱へのしまい方をを教えてくれる段になった。
私、人に教えてもらうのが苦手である。
自分で工夫するのは得意なのだがねえ。
こうこうするんだよと説明しながら、紐を結んでゆく。
うまいもんだね。感心する。
やりかた?感心しているうちに終わった。
わかるはずがねえ。

せっかく教えてくれているんだ。
「うん、わかった」
だから最初の写真のひもの結び方は適当です。
見くびっちゃいけない、俺の不理解能力はたいしたものなのだ。
友人に言いたい、「すべての人が、自分と同じくらいの能力があるわけではねえんだよ」

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